2016年4月17日日曜日

要トレーニング


「食べ残し」は早いうちに処理しなくちゃね。

ということで

またしても

フクベへ。


前回出来そうで出来なかった

シンバ(三段)



スズメバチ(二段)

を回収しなくては、と。


どちらも、前回やった感じだと、

きちんと元気な状態でやれば出来そうだとは思っていたので、

早いうちにその2つを落として、他の課題にも取り組もうという魂胆だった。




結果的には、

スズメバチ



シンバ



12時ちょい過ぎくらいまでに2つの課題は回収することが出来た。


大方の予定通りと言っていい。

午後は、それじゃあ、と


実はまだ触ったことのなかった

枕(初段)



を登り、


昔「スゲー面白そうだなー」と思っていたが結局やったことのない

サンシャインパワー(二段)

をやることに。

この課題自体が結構手数の多いスタミナ系だし、

それなりにヨレもきてるしで(意外と枕が難しくてそれで結構ヨレさせられた)、

今日のところはムーブがバラせればいいかなー、というくらいに思っていた。

実際なかなか強敵で、

バラすだけでも相当苦労した。

後半のぴっころ(1級)のパートで何故かドはまりして、

バラしすら出来ないということになるところだった。

コイツは次回、落とそう。


やはり体力の不足を感じる。

狙った目標の課題を1つや2つ落とすということは出来るかもしれないが、

その後が続かない。

一日をフルに戦い抜いて楽しみ抜くスタミナが不足している。

やっぱりこういうのは日々の積み重ねが出てくるなあ。

もっと普段から頑張らないと。



ともあれ、

今回はまあ概ね、

良くも悪くも予定通り。

それなりの達成感と、

けっこうな悔しさとを持ち帰り、

ああ、

またフクベに行きたいなー。



いうことになった。

2016年4月10日日曜日

春の陽気に誘われて


ニンギルス打ち込みまくるぜ!


というようなことを前回書いたけども、

今日はちょっと機会があったので

またしても

フクベへ。

大体僕がフクベに行くときは雨が降るみたいなジンクスがあったんだけれど、

今日は気持ちの良い晴れ!

気温も高すぎも低すぎもせず、

まさに登攀日和。


まずは前回落とし損ねた

夏至(三段)


前回はムーブが悪かったのかなー、と

ちょっと違うムーブとかも試してみる。

出来なくはなさそうだけど、
ムーブを変更することで大きな恩恵を得られそうかと言われれば、
そうでもないかな……?

ということで前回とムーブは変更せずやってみたら
どうにも止まらなかったランジが結構簡単に止まった。

前回はやっぱりちょっとヨレてただけなのか?

あるいはホールドのコンディションの差なのか?

ともあれ回収成功。






その後

シンバ(三段)

に打ち込むも、ムーブ迷子に嵌り
抜け出してムーブが確定したころにはカチヨレに陥り敗退。

その後

スズメバチ(二段)

も触ったけどやはりホールド持てない。

ああ、もうムリだー。

ということで、

最後に、指ヨレ関係ないマントル返すだけの

ナメック星人(初段)



宇宙1(3級)
宇宙2(3級)

をパパっとやって終了。
(なんか3級も初段も同じくらいの難易度に感じたな…)




成果はバッチリ!とは今ひとつ言えないけども、


久々に気持ち良い環境で登れたのでとにかく楽しかった。

あと、

やっぱりフクベの岩質とか課題の質は好き。

なんか自分に合ってる気がする。

2016年4月5日火曜日

新モチベーション

三段とか四段の課題っていうのは、

やっぱり自分の実力を超えているものであって、

簡単に落とすことは出来ない。

しっかりその課題に絞って、通って、対策して、と

そういう風にしなきゃ、なかなか落とせない。

そこまでして、やっと落とせるかどうか解らないという段階になる。



次なる目標を定めに、と

今日は久しぶりにLLTへ。


目当ては

ニンギルス(四段)

今日に落とそうとかそこまでの欲はないけども、

「その課題に希望が持てるかどうかの確認をしに行こう」

という程度の心持ちだった。


着いたらまずはアップがてらニンギルスのすぐ近くの岩の

バジル(初/二段)



守破離(初段)

を登る。

前日の雨でリップ付近やいくつかのホールドがかなり濡れていたけど、チョークやタオルを使ってなんとか乾かした。

最近は天気に嫌われてばかりいて、こういう処理も段々慣れてきた。









バジルは元々二段の課題だったのが、核心部のホールドが欠けてしまい、
簡単になってリグレードされたらしい。
確かに、登ってみた感じは守破離とあまりグレード差が無いと思えた。

もったいない。ホールド欠ける前に登ってみたかったな。

守破離も面白い課題だった。
難易度について考えず、ムーブの質だけ見ればバジルよりもこっちのほうが面白いと感じた。

そして、同行した二人のバジル、守破離トライを、やんややんや言いながら眺めた後、

本題のニンギルスへ。


結論から言うと、

希望は感じる。


スタートから1手目が結局止まらなくて絶望しかけたけど、
その後の2手目から4手目、5手目の直前くらいまではバラすことはなんとかできた。
それより上部のムーブも、ホールドの感じと位置関係を見るとなんとか練習次第では行けそうな感触はある。

通ってみよう!

そう思えるくらいの手ごたえはあった。

とりあえず、

ニンギルス

次のターゲットはこいつだな。と思った。



ニンギルスの練習にも疲れて、日も傾いてきた頃、

せっかくだからとエリアを少し移動して、

スサノオ(二段)

を触りに行くことに。

時間も無いし、とりあえず打ちまくって次に来たときに落とせるようにしとこう。

というくらいの気持ちだったけれど、うまくタイミングがかみ合ったのか、

落とすことができた。





ルーフの中から抜け出してくる所と、手順のちょっとした複雑さが核心。

と、

途中までは思ってたんだけど、この課題の一番厄介なのは、3手目以降握っている右手のカチ!

このカチがもう、イッテェのなんのって!

そのカチを握りこんだ時に
(もうコイツは金輪際握りたくない!)
と強く思い、そのために頑張って落とした、
みたいな部分は少なからずあった。

なんにせよ落とせてよかった。
ロスタイムに追加点、って感じ。



ということで、

いろいろと細かい収穫と、

大きな目標設定が出来たということで、今回は大満足。

前日雨でコンディションは不安だったけど(そして実際良くはなかったけど)

行って良かったな。

2016年4月1日金曜日

はるさめ

いつもいつも

休日といったら岩しか行かない、というのもつまらないので、

今日は彼女とUSJに行ってきました。

いやー

たのしかったなーUSJ

こう

なんかジェットコースター的なアトラクションとかなんか

なんやかや乗ったり

あれやこれやしたりなー

たのしかったなー


嘘です。


どの辺から嘘かって言うとはじめから嘘です。

USJなんて一度も行ったこと無いし彼女なんて存在そのものが無いです。
休日といったら岩しか行かないのは楽しくて仕方ありません。





ということで、

今日

行ってきたのはUSJ改めフクベ


もともとは滋賀県のあたりに行くつもりだったのだけど、

前日の天気予報では完全に雨。

岐阜県のあたりならばかろうじて晴れそうだ、ということでフクベにと。


まあしかし、

全然雨は回避しきれませんでしたけどね!


岩について登りはじめる事数十分後に雨はパラつきはじめ、

マットや荷物はしっとりと濡れていく。


しかし、なんとか本格的に岩が濡れ濡れになる前に

ハッパマシンガン(二段)

は完登



かなり焦ったけど登れてよかったー。

この課題は3年ほど前に一度触ったことがあって、

その時は絶望的に出来なかった覚えしかないけど、今日はそれなりに短い時間で登ることができた。

こういうのってやっぱり成長を実感できて嬉しい。

この課題は二段にしてもちょっと難しめだと思うし、内容が詰まってて良い課題だと思う。
こういう価値ある二段をこうしてしっかり落とすことが出来たのは収穫と言っていいと思う。

ところでこのハッパマシンガンという課題について思うと、

3年前に、この課題を絶対落とすと豪語した僕の友人のA君(仮)がその日結局落とせずじまい(というか惨敗)だったことを記念して、ふざけて作った画像がまだPCの中に残っていたのに気付いた。のでこっそり貼っておこう。




この彼はもうハッパマシンガン落とせるくらいにちゃんと成長しているんだろうか・・・・・・



ハッパマシンガンを落とした後は、

本当は枕岩の課題を登る予定だったけど、しっかりと濡れいていたので断念。

以前来たときに(そう、その日も雨が降っていた)夏の日の岩は雨が降っていても比較的濡れが少なく、登ることができた、ということを思い出し、そちらへ移動。

夏至(三段)

に取り組むも、結局それは落とせず。まあ、手ごたえは感じたので次に行けば落とせるかもしれない。

結局1日中雨が止むことは無かったけど、それはそれとして楽しかった。

2016年3月27日日曜日

少し気が抜けつつ

四段の課題を登ったからと言って、

急に四段の実力が身につくとか、

そういうことにはならない。

やはりいまだに

三段の課題はほとんど登れないし、

二段の課題は登れるかは五分五分といったところ。

初段の課題が登れないこともたびたびある。


相変わらず僕は僕なりの強さと弱さを抱えながらクライミングを続けている。



今日は宮川へ。


主目的は、

「次の目標となる課題を見つけること」

ということで、

アームストロング(四段)と
炎帝(四段)

を触り、今の自分にとってどの程度可能性を感じるか探ってみることに。


まあ、

これについては

「ほとんど希望を感じなかった」

ということで結論付いた。今のところは。


とはいえ今日は、

今まで普段あまり一緒に岩に行っていなかった人たちと一緒に岩を廻れたということが楽しかった。それが焦点だったな。


まず始めにやったのは

鉈(二段)

これはもともと「スタート時別の岩を踏んでも良い」という微妙な条件のもと初段とされていた課題だが、

最近その条件が無くなり、グレードも二段に上がり、課題としてしっかりとした魅力を取り戻したことで再注目されてきている課題だ。


まあ、悪かった。


ホールドはそこそこ良いカチ(痛い)だが、スタンスとなるホールドの位置と形状がどうにももどかしいバランスで配置されており、
完璧にしっくりくるムーブを固めきることが難しかった。

ひょっとしたら探り続ければぴたっとハマるムーブがあったのかもしれないが、
やりすぎていると指皮が先にイカれてしまうと思い。多少強引にパワーとデッドの精度に頼って押し切った。



難しさとしては二段の真ん中くらいなのかな?特に簡単すぎるとも難しすぎるとも思わなかったし。



次に登ったのは、悪名高き

店長初段(初段)

チャンドラ(二段)のある岩の隣の岩にある課題だが

「明らかにチャンドラより悪い」と噂の課題。

その下馬評に違わず、悪い。
正直、鉈よりも悪く感じた。

核心の左手デッドがなにせ悪くて痛くて。

三段クライマーズと共にセッションしていたけど自分含めみんなそこにはじきかえされまくっていた。


↓店長核心に臨む三段クライマーズ





(ブレまくっているのは仕様です)

本気で敗退すると思った。
「これで最後のトライにしよう」としたトライでなんとか落とせた。


矜持、というほど大層なものじゃないが、
意地、みたいなものは少し身についてきたのかもしれない。




今日思ったのは、

二段だろうが初段だろうが登れたら嬉しいし、

グレード関係なく難しいものは難しいってこと。

最近は最高グレード更新に躍起になっていたけど、

それ以外の取り組みも、やっぱり楽しい。

2016年3月11日金曜日

Happy birthday to me

本日

2016年3月11日は、

僕の29回目の誕生日だった。

これくらいの歳になるともう「誕生日」というのは特に何か祝い事をするような日でもなく、

何人かの親しい間柄の人に

「おめでとう」と言われ「ありがとう」と返す、

挨拶の言葉が少し延長されるというだけの、

その他にはいつもの一日となんら変わりない日である。


はずだったのだけれど。





まさかこの

29歳の誕生日が、




四段クライマーとしての自分が誕生する日になるとは思わなかった。





以前、

ファイアを落として以来

ずっと通いつめ、打ち込み続けていた

ボブ(四段)

数えてみれば、今日で打ち込み始めてから延べ6日目だった。

これは長く掛かりすぎたと言えるのだろうか。
それともこの程度の期間で済んだと言えるのだろうか。

どちらとも言えるし、どちらとも言えない中途半端な期間だ。


初めて触ったときは、ホールドの細かさと手数の多さに気が遠くなった。

でも、とにかくやってみようと取り組み始めると、なんとか1日でムーブを半分ほどバラせた。

この時点では半信半疑以前だったけど、

出来そうだとか、出来なそうだとか、そういったことは考えずに打ち込むことに決めた。

2日目でムーブをバラすことには成功した。
慣れてくると、箇所箇所には「四段の強烈な一手」というのは見当たらなかった。
初段~二段相当の難度のムーブが延々と続くといった感じ。


そこからが長かった。


1箇所のムーブは難しくない。

前半と後半の二分割にバラせば出来る。

でもスタートから繋げようとすると必ずどこかで落ちる。

おまけに、一度打つだけで指とフィジカル(特に指皮)に強烈な負荷がかかり
一日でまともにトライできる回数は限られる。


出来そうで出来ない。

出来なさそうだけど出来そう。

でも、

やはり出来ない。

そんな感じの日々が続いた。


あまりに出来ないので、少しこの課題にうんざりする気持ちも芽生えてきた。




開き直ることにした。


出来るとか出来ないとかは関係ない。


「とにかく、やり続けよう」


そうしたらいつか何かの拍子に出来てしまう時が来るかもしれない。



その時が、たまたま今日だった。


何故今日だったのかはよくわからない。


たぶん、本当に「たまたま」今日だったんだと思う。


わからないけど、とにかく出来た。


偶然でもなんでも、登ることができた。

自信になった。


まあでも当たり前に、ここはまだ通過点。



今度は確信を持って、四段を落とせるように。

たまたまでもいいから、五段を落とせるように。


明日からまた、頑張ろう、新しい自分。

2016年3月9日水曜日

気分転換

ここ1ヶ月ほど、

僕が何をしてきたかと言うと、ただただ、

敗北にまみれていた

というより他ない。


四段の課題を登る、ということに照準を絞り、

高難度の課題に打ち込んではいたが、

とにもかくにも敗退を繰り返しつづけた。

例えば三重の「ボブ」に
例えば徳島の「八雲」に
例えば宮川の「炎帝」に

ボコボコと打ちのめされまくっていた。


敗退こそが自分のモチベーション、と信じてはいたが、

さすがに少し気も滅入ってくる。

なんとなく実際に身体のキレも落ちてきているように感じる。


今日は少し気分を変えて、普段あまり行かない豊田へ。

性懲りもなく、敗退覚悟で

オメガング(四段)

を触るつもりだったけど、

前日の雨でビッショビショでとても触れるようなコンディションじゃなかった。

仕方なく近くの

AKIRA(三段)

を触ったりもしたけどやはり敗退。

その隣の

ダイヤモンドスラブ(1級)

も触ったけど……うん…まあ………察してください。あれは、ね。

日中はかなり暖かく、風もそこそこ吹いていたので、他の岩もそろそろ渇いているだろうと、

夕方近くに他の岩に移動。

巴川エリアに行き

きりきり舞い(二段)

を登る。



苦手意識を持っているランジだったけど、

意外にあっさりいけた。

なんだろう。

決して不調というわけじゃないってことなんだろうか。

わーー!っと力入れてガーー!っとランジ止めて、気持ちよくマントル返せた。

久々の完登。


なんというか、とても良い気分転換になった。

自分を追い込んでうんうん唸りながら挑戦と敗退を繰り返し続けるというのは、自分の性に合っているし、そういう取り組みをしようと意図的にやってきたけど、

こういう風に、面白い課題を楽しく登って嬉しがる。

そういうのもやっぱり、たまには必要なんだろうな。


さて、じゃあまた次から、敗退を積み重ねる作業に戻ろう。

敗退を積んで積んで積み重ね続ければ、それが良い具合に踏み台になって、成功に手が届くかもしれない。