2018年10月22日月曜日

初めての経験

今日、初めて「脚立」を岩場に持っていった。

別にグラウンドアップに確たるこだわりがあったわけでもないが、
わざわざ脚立を持っていってまで上部のホールドを確認したいと思うようなことは今まで無かった。

だから「脚立を持っていったら便利そうだなー」と思うことはあっても、
実際に脚立を持っていったことは今まで一度もない。

しかし今回ばかりのっぴきならない事情で脚立を持ち出すことにした。

その事情というのがコレ



このポケット内部を掃除するため。

先日、このポケットに指を入れた時、物凄い違和感があった。
とにかく滑る。
奥に奥に指を入れるほど「何か」がボロボロと崩れていくような感覚があり、その「何か」のせいで指がどんどんズレてくる。

恐らく泥か何かが奥のほうに詰まっているのだろうとアタリをつけ、Pamoブラシの先端に細いブラシを括り付け、地上からなんとか内部をブラッシングしてみようと試みたが、それだけでは根本的な「何か」を完全に穴の中から出し切ることはできなかった。

この高さでポケットの内部に不確定要素があるというのは精神的にもよろしくない。
なんとしてでも解消しておきたかった。

そこで今日、脚立を用いて直接内部を覗き込みながら直接その「何か」を確認し、排除しようと試みたわけである。

結論から言うと、

その「何か」は
「虫のさなぎの残骸」だった。

それはポケットの奥のほうに存外しっかりとした質量で詰まっており、ブラシの柄や小指や頭の小さい歯ブラシを駆使してようやくすべてを掻き出すことができた。

するとどうだろう。
絶望的に安心感の無かったズルズルのポケットが、しっかりかかるホールドになった。

ついでにリップ付近のホールドも近距離から目視で確認し、上部の恐怖感はこれでかなり払拭できた。

これならソロでもまったく問題無い!

ということで、Ape(初段)をとりあえず完登。



今まで登った初段の中で一番悪かったんじゃないかと思える。
結局手を付け始めてから登るまで三日かかっているわけだし。
とにかく序中盤が悪い。
二連左手飛ばしは安定しないし、その後の足送りからの右手寄せが決まるまでの一連の動きは足位置をしっかり決め切らなければいつでも落ちれる。
後半もジャミングのようなホールディングによる痛みとそこそこの高度感に耐えながらになり気が抜けない。

ともあれそこそこ安定したムーブを固めることができたのは大きい。

「あとはキングコングの1手目を止めるだけだ!」

と思い気合を入れてスタートに着く。



止まらない!

やっぱり足がうまく決まらない。

うーん。

と、

もう開き直って足位置からムーブからガラッと変えていろいろ試すことにした。

するとなんと、ある足位置に変えてみたら結構安定して止まるようになってしまった。

こうなるともう今日キングコングも登ってしまえるんじゃないかと意気込み、早速キングコングの繋げに取り掛かる。

しかしそう甘くはなかった。
単に二手増えるだけかと思っていたがそうではなく、微妙な右手の持ち替えが序盤に発生するのが中盤の核心部の流れを悪くしている。
成程、確かに初段を三段に変貌させる要素がこのLow startにはある。

改めてその差異を埋める方法をバラしで探り、しっくりくるバランスを見つけられたところで再度繋げてみたものの、今度は明らかにヨレが原因でApe中盤で落下。

手を見ると、スタートの試行錯誤が主な原因か、何か所か出血も生じていて、さらに辺りも暗くなりかけていた。

日が落ちてから脚立とマットを持って帰りのアプローチをこなすのも危険なので、今日のところは撤収を決め込んだ。

今日は登れはしなかったが、確実に手応えは感じる。
次は登れるかもしれない。

次に行けるとしたら月末、29日。
それまで今日の感覚を忘れないようにするのと、しっかり身体の調子を上げていこう。

あ、あと晴れるのを祈ろう。

2018年10月16日火曜日

All I need is "Edge"

おかしい。

前に三面に行ってから今日までの間に二回、休日はあったはずだ。

なのに再び三面に訪れたのは今日になるまで無かった。


まあ


ですよね原因は。

昨年発現し、俺を苦しめた〝スタンド能力”

大人しく飼いならされてきたと思ったがやはり今年もまた暴走しているようだ。


しかしながら、

今日は久々に前日にも当日にも雨が降っていない(晴れているとは言ってない)。


久しぶりに濡れてない岩を触れる。
(このセリフ前にも言った気がするわ)


シシガミについてはちょっと行詰まっているのと、
結局マット枚数が足りなければ繋げトライができないので
今日は思い切ってシシガミに触らないことにした。

まずアップがてらにと思った登ったのは

スパイダーウォーク(1級)

正直舐めてた。
ムーブが全然出てこなかった。
いやこれはオンサイトではかなり難しいよ。
明らかに「これ使ってくれ!」と言わんばかりの深いポッケが、
明らかにライン上に存在するのにそれを使ったらムーブが行詰まるという罠。
最初それでもゴリ押そうとして四苦八苦して
(これ本当に1級かよ……)
と思ったところで
(いや待てよ?やっぱちゃんと1級になるようなムーブがあるんじゃね?)
と、よーくホールドを確認したら思いもよらぬムーブで解決を見た、って感じ。
ムーブ解決したらちゃんと1級でした。
いや本当下手したら諦めてたわ。侮りがたし1級。




次は
Aut matter(1級)

課題名はトポに記載されたまま。
Autoだと思ってたけどAutなのね。

1手目のポッケが深くて痛いけど持てるからOK。
後半スラブに入ってからはノーマットを強いられるけどそこからは6級くらいなので心配は要らない。
ポッケ得意な人はお勧めな課題かな。


とりあえずゴリラ岩の1級をこれで全部解決したわけなので、
思い残すことなくキングコング(三段)に取り掛かる。

と…

あれ?
できそうだぞ?

という手応え。

やっぱり岩のコンディションが重要なのか?

前回雨上がりにトライしていた時にはもう、
「まっっっったく!できる気がしねえええええええ!!」
「フリクションとかの問題じゃなくてムーブの質と強度的にまるで希望が持てねえよ!」

と思っていた1手が今日は数回の試行ですっと出来てしまった。

フリクション、大事でした。

そこが解決してしまうとかなり完登のイメージが強くなってきた。

ただ、いよいよ今日も解決しなかったのはスタートからの1手目取り。

アンダーガバを持ってルーフ部分から飛び出してくる1手目なんだけど、
まあーーとにかく足が踏めない!
無いのよ踏めそうなホールドが!
もうどこ踏んでも一緒やんけ!というくらいの微細な皺とか凹凸があるだけ!

それでも試行錯誤を繰り返し「ここかな⁉」というポイントを見つけたけど、
やっぱり最後の最後踏み切れない。

根本的な自分の「フットホールドを捉える能力」の不足を感じる。
結局は自分も最近のジムクライミングに染まった「デカいホールドを踏まないと登れないクライマー」のうちの一人だったということを思い知った。

そういえば今の手持ちに固い靴が無い。

今の俺に必要なのは固い靴だ。
固ーいエッジングシューズ。

やわらかいシューズはやっぱりクライマーに優しい。
足裏感覚が良いからホールドを踏めてる感じがするし、
滑って不意に落ちるってこともない。
ソールのどの部分でホールドを捉えてもある程度許容範囲が広い。
故に
「じぶんがきちんと足遣いが出来ている」という気分にさせてくれる。

でも、
シビアな足置きが要求される岩でのクライミングでは、
足裏感覚に乏しくとも点と点でしっかりと対応させればそれがかなり小さな点であったとしても体重を逃さず乗せてくれる固いソールのエッジングシューズは必要だ。

そしてその固いソールをうまく扱う技術も。


なんだかんだで1足はVibram XS Edgeソールの靴は欲しいな。

やっぱ慣れ親しんだ感と汎用性を考えるとインスティンクトVSかなー……

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2018年10月3日水曜日

台風「週末は絶対潰す!」

今年はどうも怪我になやまされる宿命らしい。

1月に痛めた膝の調子がようやく良くなってきた矢先、

今度は左人差し指の負傷。

やらかした瞬間の感触は「軽い突き指みたいなもの」

全治1~2週間くらいだろうと、なんの根拠もなく思い込んでいて、
そして実際5日くらい経過したあたりで「もう7割くらいは治っているな」という感触であった。

ただ、その残り3割の痛みが取れないまま、もう1か月以上が経過している。

完全にレストし続けることも、
怪我を無視して登りこみに打ち込むということもできず、

そんな中途半端な状況はどんどん自分の中のバランスをくずしていっているように感じる。




・・・めんどくせっ!

もういや!
登ろう登ろう!

登ってりゃそのうち治るわ!


という気持ちに最近ようやくなってきたので、

もうシーズンインしたことにするし、もう指は治ったことにする!


ということで、

台風と台風の間隙を縫って、最近ちょこちょこ三面にこっそり行っていたりする。

まー、
行くたびに結局岩は濡れていて、
部分的なムーブ練習やら、乾いた面だけを登ることしかできなかったわけだけど。

そんなこんなで最近3回くらい三面に行った成果としては、

シシガミ(四段)のムーブをバラせたことと、キングコング(三段)のジャミングがわけわからんと気づいたこと。以上。

正直キングコングのほうがいまのところ希望は感じない。

ただシシガミのほうに確固たる手応えを感じているかというとそうでもなく、
やはり終盤の核心部を繋げられる気が今のところはしない。

単純に一手一手ムーブ強度を数値化して、その数値の合計、という風に見ると、シシガミよりその合計値が高くなるような課題は今まで登ったことはある。
ただ、シシガミの場合、最大の核心が終盤にあるということと、ランディングが悪いということに難しさがある。

これはあと何回か通うってだけじゃ登れることはないと思う。

まず指の完治は絶対条件として、
カチ保持能力を持久力方向にもうちょい向上することと、体幹の動き方をもうちょい活性化させる必要がありそう。

結局は日々の登りこみを増やすしかないという結論になるわけだけど。



台風も25号が過ぎればもう来ないはず!(来ないよね?)

そんなわけでいよいよ本格シーズン突入なので、気合入れていくか!



おまけ

ポッチマン(1級)



今日シシガミの練習した後、帰る前にホールド触ってみたらそこそこ乾いていたので、帰る前にサクっと一撃したるかーと思いやってみたけど結局30分くらい足止めくらって帰りのアプローチが薄暗くなってちょっと怖くなったというオチ。
(これも甘めのエリアなら初段くらいついててもおかしかないやなあ)