2014年5月16日金曜日

大いなる敗退


(GWのカリを返したい。「大いなる河の流れ」を登っておきたい)

その気持ちが強くあった僕は、

5/13(火)
再び小川山に行ってまいりました。

平日だと言うのになんと、

『百獣のカイドウ』

こと

K藤くんが有給をとってまで僕のこのリベンジに付き合ってくれました!


まあ結果はですね、

タイトルでもうネタバレしてますね。敗退です。

前回はまあ言っても初めて触ったわけだし、落とせなくても仕方ないか、って感じだったんですが、今回はもうムーブも出てるし、落とせないわけないだろ落とそう!って気分で臨んでたので、正直…

かなりショックです。

しかしね、

こういった「悔いを残す」ことが、大きなモチベーションに繋がると僕は思うんですよ。

悔いがハングリーさに繋がると思うんですよ。

ジョニィも言ってましたよ


「飢えなきゃ」勝てない

今回の敗退は僕に良質な「飢え」を与えてくれたと思いますよ。ええ。


くっそー。強くなってやるぜーぃ。





結果は敗退ってことだったんですが、それを別にすれば超サイコーな1日でした。


平日、GW明け、前日が雨だった、という色々な条件が重なり、小川山にはクライマーほぼいない状態。

超、貸切。

そして前日の雨が嘘のような良い天気!

ちょっと天気良すぎて気温高すぎたけど(20℃超えてたからなあ)
もうなんか大いなる川の流れやってるときなんか南国リゾートにいるような気分でしたね。

終始、上裸でした。





このリゾート感ね。

贅沢な気分を味わわせていただきました。

K藤くんとも行き帰りの車内でいろいろ有意義な話ができたし、いやー、ほんと行って良かった。

2014年5月9日金曜日

理屈屋

今回は長文です。
そして僕に起こった出来事について書くいわゆる「日記」的なものではありません。

僕が普段考えていることの一部を文章にまとめたものです。

暇で暇でしょうがない人は読んでください。


じゃ始めます。



クライミングに限らずスポーツ全般に、スポーツに限らず何か目標を達成する際に、「自信を持つ」ということはかなり重要な意味を持つ。

今回はその「自信」について考える。


・「自己肯定感」と「自己効力感」

一概に「自信」と言ったが、「自信」を大ざっぱに二種類に分類すると「自己肯定感」「自己効力感」がある。

「自己肯定感」というのは文字通り、自分を肯定する感覚である。

「自分は優しい人間だ」とか「自分は善い人間だ」とか「自分ってカッコいい」とか、そういう自分という人間に価値を感じているかどうか、という文脈の中での「自信」が「自己肯定感」。

「自己肯定感」が高い人間は主観的幸福度が高く、低い人間は主観的幸福度が低いと言われている。

例えば、電車で老人や病人らに席を譲ったり、募金をしたり、ボランティア活動をしたり、そういった行為をしたときに「自分っていい人間だな」と少しくらいは思うはずだ。それは「自己肯定感」を高めていると言っていい。(または逆に「ワル」っぽいものに憧れているような人はタバコを吸ったりケンカしたりすることで「俺ってワルだなあ」という方向で「自己肯定感」を高めたりもする)

募金したりすることを「自分にはなんの見返りもないじゃないか」と言って否定するような人も多いが、実際のところ綺麗ごとなどでなく、そういった行為を通じて「自己肯定感」を高めることが出来るのだから費用対効果は釣り合っているとも思う。

主観的幸福度を高める手っ取り早い方法の一つが自己肯定感を高めることで、自己肯定感を高める手っ取り早い方法の一つが善行(だと自分が思っていること)を積むことである、というのは確かだ。
やけに他人の世話を焼きたがる人というのはそういったことを意識的にしろ無意識的にしろ理解し、実践している人なのだと思う(それが実際他人のためになっているのかはまた別の話だが)。


次に「自己効力感」について。

より正しくは「セルフエフィカシー(self efficasy)」と言う。

これは言い換えると「自分には○○を達成できる」という感情のことだ。

スポーツなどをする際に重要になってくるのはこちらのほう。

これは「できる」と思っているかどうかが問題なので、実際にそれができるかどうかの能力とは話は別である。
勿論、自己効力感が高いほうがスポーツ時のパフォーマンスは上がる。

今回はこの「自己効力感」についてメインで語っていく。


・自己効力感はどうすれば高まるか

主な手段を効果の高い順に並べると次のようになる。
①達成体験をする
②達成した人の経験を見る・聞く
③達成した人からの助言を受ける、励まされる
④成功・達成をイメージする

②と③の間にそれほど差はないかもしれない。また、メンタルトレーニングなどで想像力を強く鍛えられている人は④でかなり強い効果を得られる。

しかしやはり一番強いのは
①の「達成体験をする」。

そんなことを言ったってその達成をするのが一番大変だ、と思われるかもしれないが、
要は何を「達成した」ことにするかの目標設定次第でそこはどうとでもなる。

教育などで人に「動機付け(モチベーション)」を与える際、達成しやすい目標を設定することが大切だと言われている。

達成できそうにない目標を掲げ続け、何も達成できていない状況で努力を続けるよりも、達成可能な小さな目標を小刻みに達成していくことで少しづつ自己効力感を高めていくことができるからだ。

しかし、その目標設定のさじ加減が難しいところで、自分が「達成できて当然だ」と思っている目標を達成できたとしてもそれは自己効力感を高めることには繋がらない。むしろ「達成できて当然だ」と思っている目標を達成できなかった時に、自己効力感が低下してしまうリスクが高い

自分で自分の目標を設定する際には、自分の現状の能力をなるべく正確に把握しているということが重要になる。
いつも自分で立てた目標が達成できないことを嘆いているような人は、目標の設定の仕方を誤っている、ひいては自己分析が正確に出来ていないということが原因だろう。

ボルダリングで言えば、最高グレード1級のクライマーが、3級の課題ばかりに取り組んでいても、有効な達成体験とはならないし、むしろ「達成できて当然」の目標なのだからリスクが高い。逆に最高グレード1級のクライマーが、1級の課題を毎日1本以上確実に登らなければいけない、というのを目標に掲げても中々達成できないばかりだ。

そして②と③について。
クライミングをやっているとよく「セッション効果」というのが起こるが、これはまさに②と③に直結している。

セッションをしていて、1人が登るとたちどころに2人3人と登り始めるということはよくある話だ。
これは勿論、複数人で一つの課題を解析しているわけだからその分効率的に課題を攻略できるという、実際的で物理的な要因もあるが、間近で誰かがムーブを成功させているのや完登しているのを見てそれが「できる」ものだというイメージをもつことができる=「自己効力感が高まる」ということも深く関わっている。
自分の能力を向上させたい、と思っている場合は、自分よりもほんの少し上のレベルの集団に混ざってセッションしてみるといいだろう。自分よりもほんの少し上のレベルの課題に対して自信をもつことができるはずだ。


・モチベーションをコントロールする

スポーツの場でも「モチベーション」という言葉はよく使われる。
そのモチベーションを発生・維持させるためにも自己効力感は重要になってくる。

モチベーションを生む要因としては
①「やらなくてはならないか」という「動機」
②「自分にはできそうか」という「期待」
③「やりがいのあることか」という「価値」
の3つがあり、その3つのどれか1つでもゼロならモチベーションは生まれないと言われている。

クライミングジム内でも
「そんな難しそうな課題やる気にならない」
という台詞を聞くことがあるが、つまりそれは自己効力感の不足故に「期待」がゼロであるためにモチベーションが発生していないということだ。

しかしそんな人でも、ものの試しに、と1度トライさせてみると意外といいところまで登れたりして(ここで「期待」が生じ)、結果その課題にしっかり取り組み始めたりもする。

自己効力感の低さはつまりイコール「期待」の値の低さということになる。
自己効力感の低い人はモチベーションが生じ辛く、結果としてチャレンジの機会を失い、本来出せる結果すら出す機会を失うことになる

モチベーションに直結する自己効力感の高め方としては先にも挙げた「目標の設定→達成」の他に「失敗の原因の解釈」などもある。

失敗の原因の解釈が的確にできていれば、成功のイメージを持つことは可能だ。

例えば課題が登れなかった時、
「俺が弱いから登れないんだ」とか「保持力が足りねーわ」とか「苦手系だからムリ」とか、そういった「分析の余地のない漠然とした一言」で片付けることは何の建設的な意味も持たない。
しかし、そこで一歩踏みとどまり、失敗の原因を正確に分析し、さらに解決の手段の解析まですることができれば、成功のための具体的な方針が見えてくる。
「○○が原因でできなかった」ということはつまり「○○さえなければできた」ということになり、それは成功のイメージを生む。成功のイメージは自己効力感を高め、自己効力感は「期待」を高め、結果モチベーションは高まる。


・自己成就予言

言葉には力が宿る、と言うと若干オカルトチックに聞こえるかもしれないが、実際にその効果はある。
「自己成就予言」といい、「自分はできる!」とか「自分はもっと成長する!」とかそういったことを口に出すことでそれに沿った行動をとるようになったりしていくというもの。プラシーボ効果に近いものがある。
逆にそういったポジティブな意味合いでなくても自己成就予言は発動し、「自分は弱い」「自分は駄目だ」「自分はここまでだ」と口に出し続けているとそれに引きずられたりもする。
プロスポーツ選手にはビッグマウスの人が沢山居るが(最近だとサッカーの本田選手なんかが代表的かな)それは単に傲慢だというよりは自己成就予言として意図的にやっているという面が大きいのではないか。

「顔面フィードバック効果」という有名な理論があり、それは顔面が動くと脳が連動して感情も動くというものだ。例えば笑顔を作るとその顔の筋肉の動きなどを脳が認識し、脳が幸せな時と同じ気分になってしまう。
自己成就予言はこの顔面フィードバック効果と似たようなものだ。
感情や気分といったものはとかく形而上的なものであると考えられがちだが、意外に物理的な効果の影響を強く受けるものでもある。

「A型の人間は自らA型の性格になっていく」という説がある。
これは「自分はA型だから几帳面なはずだ」という思い込みが、その人自身をA型の性格に矯正していくというもので、これも自己成就予言の一種だ。

とはいえ、自己成就予言はあくまで暗示のようなものだから、効果が強く出る人と出ない人が居る。
理性的、理論的に考える人ほどこういった暗示が効き辛い。「所詮暗示だろう」と頭で考えて、暗示に対して否定的な気持ちが暗示そのものを打ち消してしまいがちだ。

ざっくり言ってしまえば、自分の性格が自分の血液型の性格の類型と一致しているような人はこういった暗示が効きやすい人といえるだろうし、その逆の人は効きづらいといえよう。

それにビッグマウスを実践するというのは中々難しい面もある。
「俺は凄い」
と言っていて実際にたいしたことがないのを人に見られたら恥ずかしい(自己肯定感にマイナス)し、
「僕なんて大したことがないですよ」
と言っていて実際はデキる奴でしたっていうほうが格好いい(自己肯定感にプラス)。

つまりビッグマウスというのは「自己肯定感」のほうにリスクが高く、むしろ口では自分を悪く言っていたほうが「自己肯定感」を高めるチャンスに繋がるわけだ。

それも踏まえて、ビッグマウスを実践するということは、自己肯定感にリスクを負ってでも自己効力感を高めようとする攻めの姿勢であると考えられる。

スポーツの場でビッグマウスな選手は、「競技者」としての自分を「個人」としての自分より優先しているといえるし、謙遜ばかりする(予防線を張っているとも言える)選手は「個人」としての自分を「競技者」としての自分より優先しているといえるのではないだろうか。


・失敗の経験をもとに自信を高める

自己効力感の高め方についてここまで書いてきたが、ここまで書いてきたもののほとんどがある意味で「自分を騙す」ようないわゆる「暗示」の要素が強い。先にも書いたように、理性的、理論的に考える人、それからいわゆるストイックな「自分に厳しい人」はこういった方法をとることに抵抗があるかもしれない。

そういう人は、もっと緻密に自分を説得する方法をとれば良い。
要は分析することである。

・モチベーションをコントロールするの段で「失敗の原因の解釈」について触れたが、それを自覚的に、継続的に行うことだ。

まずは失敗したときにはその原因を探る。
その時に、できるだけ具体的に、解決可能な原因を探るのが大切。

次に成功したとき、そこで「成功したー、やったー」で済ますのではなく、失敗時の分析との「答え合わせ」をきちんと行わなければならない。
失敗時の分析が外れていたのなら、成功時に改めて失敗時と比較して原因を探る。成功時の分析をする、ということはつまり成功体験を長時間深く味わうことができるということにも繋がるし、精神的にだけでなく理論的に自分の中に成功の貯金を蓄えることができる。
失敗時の分析が合っていたのなら、自分は成功時以降正しい努力を行えたということの証明になり、自分の「分析力」「調整力」などに対する自信も向上する。

一度の失敗も無く成功した時にも、失敗したときのシミュレーションをする。
そして今回はなぜ成功したのかの分析を行う。

分析によって得られた自信は、単純な暗示によった自信よりも強く自分に定着する。
なんにせよ、苦労して得た(と自分が思っている)ものは労せずして得たものよりも強く自分の中に印象付けられるのである。

分析する、というのには様々な方法があるが、最も手っ取り早く、特別な思考法も要らないのはやはり「比較すること」だ。
ボルダリングのような、何度も同じ課題に打ち込むようなスポーツは特に比較用の材料が揃いやすい状況であると言える。ただいたずらにトライを重ねるのではなく、1回1回のトライすべてに意味を持たせ、それらすべてを比較し合って分析することが大切だ。
また、セッションによって、失敗例や成功例をセッション相手に肩代わりしてもらうというのもまた効率的だ。

失敗をただの失敗としてではなく、成功をただの成功としてでなく捉え、その二つをうまく連結させて一つの長期的な成功として扱うことが大切だということ。

漫画『バガボンド』の中で胤舜に敗れた武蔵が

「負けじゃねえ、勝ちへの途中!!」

と言う。実際これはただの負け惜しみに限りなく近いものではあったが実際に武蔵はこの後胤舜に勝利し、大きな成長を遂げている。
この台詞のような姿勢を持ち続けていることが、自己効力感を高めるためにはとても有効である。


・反復練習をする

反復練習というのはあらゆる練習の中で最も嫌われる練習のうちの一つだ。
しかしやはり反復練習というのは重要。

反復練習というのは、要は出来ることを何度もするということだから、小さな「達成体験」を積み重ねるということにもなるし、同じ動作を繰り返すわけなので失敗と成功の比較の機会も多い。
「俺は毎日100本のシュート練習をしてるんだ」ということが試合中にシュートを決めるための大切な自信となったりする。たとえその反復練習によって技術的な進歩がそれほど無かったとしても。

前段の「分析」「達成体験」の積み重ねを最も手軽に行うことができるのが反復練習であると言える。
しかしただ、何の目的意識も無く頭を空っぽにして反復練習を行っても大きな価値は得られない。
何も考えていなければ「分析」も勿論しないし、それが「達成体験」であるという意識も薄いからだ。

先にも述べたように、反復練習は最も嫌われる練習の一つだ。
だから中高の部活なんかでは、反復練習は「強制されてやるもの」だという意識を持っている選手は多い。それでは反復練習の真の価値は薄まる。

反復練習ほど、それに取り組む際の意識の違いによって効果の度合いが変わる練習もないだろう。


・まとめ

「自信」に限らず感情や理性というものは形の無いものだから、それを動かす方法はなんとなく「胡散臭さ」「曖昧さ」のある手段ばかりが思いつきがちであるが、形の無いものだからこそ、体系だてて理論的に考えることでコントロールしていくべきだと思う。

クライミングに限らずスポーツ全般に、スポーツに限らず何か目標を達成する際に、今ひとつ行き詰まりを感じている人、何となく伸び悩んでいる人は「自信」が上手く機能していないのかもしれない。
そういう人はちょっと今回の文のことを参考にしてみてほしい。






……まあ、かといって僕が自信をちゃんと持てているかっていうとそんなことも無いんですがね。

あと自分では結構自己効力感は高めに持てている気はする(意識的に高めようとしてるし)けど、自己肯定感がいつもかなり低めなんじゃないかなーっていう自覚がある。

もっとこう自分をすばらしー人間だーと思って生きていけたら良いだろーに。


2014年5月5日月曜日

雑魚in小川山

ゴールデンウィークっつったら小川山ですよ!

ってことで行ってまいりました。

日帰りでな!


小川山に行くのはずいぶん久しぶりだったんで結構テンション高めでした。


にもかかわらず結果はボロボロ。
成果はほぼ無しと言っていい形にでした。

でも全体的には楽しかったからエンクラとしては成功なのかな?


まず最初にしゃくなげエリアに行き、

「大いなる河の流れ」

に打ち込み(実はこの課題触ったの今回が初めてでした。有名課題なのにね)

ムーブばらして、試行錯誤して、

よし、ムーブ固まった!

っていうあたりでタイムアップで場所移動。

つまりは敗退。

お次はヴィクター岩行って

「The Two Monks」

にトライ。

カチ痛すぎぃ!

保持力不足を感じあっさり敗退。


で、夕方ごろになって、

そういえば、と、噂の「ギガント」をやりに行きました。ヴィクターから近かったしね。


「かんたん過ぎる」

「あんなの3級」

「1撃できなければ恥」


など散々言われていて、どんな課題なのかと思い一度やってみたかったんですよね。

で、

やってみました。

が、


(え!?けっこうワルいじゃん!!)


・・・落ちました。

核心のガストン→ガストンのところフツーにワルかったんですけど。

結果3撃くらいかかりましたね。



実際やってみると、まあ確かに初段にしてはお買い得だなーとは思いましたが決して3級ってほど簡単ではないし、ランディングが悪く、ノーマットで登ったとしたら体感グレードは初段と感じてもおかしくない。

「ギガントを登ったことがあるけどあれは初段とは言えないから僕は初段クライマーではありません」

とか言ってる人がよくいるけどそんなこともないと思う。
堂々と初段クライマー名乗って、そんでその名に恥じぬように後からトレーニングすりゃいいじゃん。


で、次に派生の「ファルコ」もやって(これも2回くらい落ちたなんて言えないっ)

(録画開始が若干遅れたみたいで、動画の始まりは1手目を出したところからです)


帰り際に

「小川山ジャンプ」

を記念にトライして、あまりの遠さに絶望を感じて終了。


ちょっとねー

これはあれですね、

もう一回は行きたい。

「大いなる河の流れ」は落としておきたい。
次行けば落とせそうだし。

2014年4月28日月曜日

セッター

さてさて、

4/26に無事オープンした、新潟市西区のジム8GRADEですが、

僕はオープン後まだそこで登ってません!!

というのも、昨日一昨日(4/26~4/27)の二日間、ちょっとしたお仕事で妙高まで行ってたからです。

日程と場所で、新潟のクライマーならピンときた方もいらっしゃるかと思いますが、そうです。

「新潟県クライミング選手権大会兼国体予選会」

に行ってきたわけです。

ああ

でも選手じゃありません。

先日、K”さんと共に8GRADEのホールドセットをしたという話は前回の記事で書きましたが、
そのよしみで、K”さんから

国体予選のセットの手伝いする気ない?」

と誘われ、ホイホイついていったというわけです。
公認セッターの資格も勿論持ってない僕は、あくまでもボランティアのアシスタントという形でですが。


にしてもね、

面白かった!

ジムのセットも勿論とても面白かったんですが、
コンペのセットというのはまた違った趣があってとても深い。

どんな風に選手を「落として」やって、何人くらいに何本くらいの課題を登らせるか、とか、そういったことを考えながら課題を作っては、話し合いながら細かな調整を加えていく・・・
やっぱりただ力があるだけの選手に登らせてはいけないし、そのために自分もムーブについての理解を深めなきゃいけないし、と。

ちなみに僕はボルダー課題の、成年男子カテゴリの1課題目と3課題目、小学生カテゴリの1課題目、成年女子カテゴリの3課題目を作成しました(まあ100%自分が作ったというわけではなく、僕がベースを作ってK”含むセッター全員で調整を重ねて完成させたという形ですが)。

自分が思ったとおりの「落としどころ」で思ったような形で選手が落ちていく様を見てはニヤケたり、逆に考えたとおりのムーブを選手が出して完登してもらったりするとそれはそれで快感だったり。

そして調度よく完登数がバラけて順位がちゃんと付いたときの、やってやった感。

本当に、いい経験になりました。

先日の8GRADEのセットも含め、此度のセッターとしての経験は間違いなく自分の今後のクライミング観に大きな影響を与えてくれただろうし、最近ちょっと行き詰まりを感じていたクライミング能力の成長のきっかけになってくれるんじゃないかと期待して……いや、なるだろうと確信してもいます。

強くなるためにはただトレーニングを重ねて身体を鍛えるだけではいけない。
色んな角度からそれに触れて、色んな角度から考えることが、実は強くなることの近道になる、というのはあらゆるスポーツについて言えることですが、今回の経験はつまり、それをすることができたってことだと思うんですね。

よーし

トレーニングの色々なモチベーションが出来た!

明日からまたやるぞー!

2014年4月21日月曜日

Whose ploblem

4/19~4/20の二日間にかけて、

この春(4/26)オープンするボルダリングジム「8GRADE」のホールドセットをさせていただきました。

といっても、チーフセッターを努めた、というわけではなく
アシスタントの1人のようなものです。

それでも、まっさらな壁にホールドをつけ

あーでもないこーでもないと頭をひねり

まだ見ぬクライマーやクライマー予備軍達に思いを馳せ

課題を作っては試登し、ホールドを外してはつけ・・・



とても貴重な体験をさせていただきました。


このような機会を与えてくださった8GRADEオーナーの小林純也さんと、今回のチーフセッターにして、セットのなんたるかの基本をご教授くださった平嶋元さんには本当に感謝しています。

この経験は間違いなく今後の自分のクライミング観に大きく影響を与えてくれただろうし、
ひょっとしたら自分のクライミング史のターニングポイントになるかもしれない。


「Whose ploblem」

誰のための課題か


他人のことを理解しようと思わなければいけない→ひいては自分のことを理解しようとすることに繋がる。


1人で黙々と修行僧のように登り続ける。
それもまた強くなるひとつの方法かもしれない。

でも、一見寄り道のように見える「他人に目を向ける」ことこそ自分を高めるための近道なのかもしれない。

ざっくばらんに言えば、そういうこと・・・なのかな。

2014年4月10日木曜日

たのしい旅(苦行)


さーて

今日はクライミングと全然関係ないこと書きますよ。

今日のテーマはコイツだ


愛用のロードバイクでですね、ちょこっとした旅にいってきました。

4/8~4/9の二日間ですね。一泊二日です。

特に宿をとるでもなく、ザックにシュラフとツエルトをつめて、野営する気満々でした。

そして結果野営しました。


このブログの読者はまあ大抵僕の知り合いなので、皆さんご存知かと思いますが、僕は新潟市のやや西のほうに住んでいるわけですよ。

で、以前コイツで山形あたりまで行ったことがある、ということで

「じゃあ今度は逆サイドの富山目指してみるか」

と、

今回の旅のテーマが決まったわけです。

ただ漠然と富山っていうのもあれなんで

地図を眺めて
目的地を「道の駅ウェーブパークなめりかわ」に設定しました。

別にここで何をしようってわけでもなく、
ただ、
行程のためには目的地が必要で、
行程のために設定された便宜的な目的地であるということです。


そんなこんなで始まったこの旅、


まあね


結論から言うとね


失敗でしたね


大失敗でしたね。


結論を先に言ったところで、じゃあのんびりと時系列順に語っていきましょう。



まず出発は5:30

日の出と共にスタートしました。


出発から5分、


早くも帰りたくなる。


「風が強い!!!!」


もうね、本当に強い風が真正面から吹いてくんの!
下りなのに漕がなきゃ進まないくらいの風なの。

完全に日を誤ったとその時は確信してた。

自転車においてね、風って言うのは最も重要な要素だと言っても過言じゃないと思う。

「向かい風を100km走れ」って言われんのと
「追い風を200km走れ」って言われるのだったら僕は確実に後者を選びますね。


そんなアゲインストに苦しめられながらも、
いつかはこの風も弱まるはずと信じて(信じるしか無いじゃん)とりあえず回し続け、

最初の休憩地点は「道の駅越後出雲崎天領の里


といってもまだ早朝だったので空いてないから自販機とベンチを使っただけ。

そこからまたひたすら回し、刈羽では原発を横目に見ながら走り、途中セブンイレブンに寄ったりし、


柏崎ではさわやかゾーンを通り


鯨波を通過し

ただただひたすら回しました。

しかしね、

柏崎~上越あたりのアップダウンの多いこと大きいこと。

軽い丘越えみたいなのがいくつかあってかなり足を使わされた。



で、直江津を過ぎたあたりかな、

走行距離もそろそろ100kmを超え、足もケツも痛くなり始め、なんとなく(これ苦行じゃね?)と思い始めたあたりで、


「久比岐自動車歩行車道」
という道が登場。

それまでは大体国道8号をひた走ってきてたんですが、

この久比岐自動車歩行車道は国道8号に沿うようにして敷かれた全長約45kmほどの道です。

その名の通り自転車と歩行者専用の道ということで、折角だからその道を走ることにしました。


こんな感じの、歩道と車道の中間くらいの広さの道がずーっと続きます。

路面はけっこうツギハギがあり、ちいさなギャップも多く、ロードバイクにとっては正直そこまで走りやすいとは言えないが、車に気を遣わなくて良いという点はとても素晴らしい。

しかも糸魚川に入ってしばらくすると路面も滑らかに整備されている部分が多くなり、
かなり走りやすくなりました。

この頃には風もかなり弱まっていて、道のアップダウンもほとんど無い。
その上景色も良い(右手には海、左手には長閑な町や山の風景)。

今回の旅の中で一番楽しかったのはどこかと聞かれたらここを走っている間だとまず間違いなく答えますね。

「日本には自転車が走るための道が整備されていない」
というようなことがよく言われていますが、この道はけっこうきちんとした「自転車のための道」と言えるとおもいます。

そんなこんなで、長距離を走ってきて心が軋み始めていた僕のテンションとモチベーションをこの道は回復させてくれました。


で、この出口の写真を撮っているあたりで、
見知らぬおじさんに声をかけられましてね

そのおじさんに言われたんですよ



「親不知のあたりは大変だよ」



と。


このとき僕はまだ
(ゆうてもまあ大丈夫だろ)
くらいに思ってましたよ、ええ。

しかし、久比岐自動車歩行車道という甘やかされた道を走っていた僕は

油断していた・・・・・・完全に・・・っ

甘くなかった・・・っ!親不知っ!


もうね、本当にひどかった。

路肩が非常に狭い!

狭い上に路面ががったがた!

側溝との境が曖昧!

もうね、転ばせにきてるんじゃないかと。


およそ3kmほどの間延々続く登り!

そして連続するトンネル!

ひっきりなしに通る大型トラック!


登りは脚を蝕み、精神を削り、狭く荒い路肩が止めを刺しにくる。しかもトンネルだから路面のギャップがはっきりと見えにくい。転べば最期、トラックの餌食。

トンネルの出口が見えるたび

(これで最期にして!)

と心の中で祈り、

出口に出るなりすぐに次のトンネルが見え

「やめろやまじでぇ!」

と口に出す。

そんな感じ。



でもね、道の頂上あたりで休憩したときに観た景色は綺麗でしたよ



その核心を過ぎればあとはヌルイ



富山県入りし、

ちょっと日が暮れてから目的地に到着。


まあただ「道の駅ウェーブパークなめりかわ
の営業時間は終了しており、本当にただの目的地のための目的地ってことになっちゃいましたね。

まあ別に特に面白くもなさそうなのでよかったけど


で、
野営。

夜は寒くなるかと思ったけど、ツエルトとシュラフの保温性舐めてた。全然寒くない。
むしろシュラフの中で汗かくくらいでしたね。



そして朝を迎え、

このときにはもう決心が固まっていました。




「電車で帰ろう」




と。



いや本当はね、往復ともチャリのつもりだったんですよ。

でも親不知の道はもうほんっとーに二度と走りたくないし、前日走行距離150kmを過ぎたあたりから右膝がよくない痛み方をしだしたしで



はい



心が折られたわけです。



ということで二日目の午前中は

「輪行袋」

を買うため、
近辺の自転車屋やスポーツショップを廻ることに。
これがないと自転車を電車に載せられないからね。



しかし、


どこへ行っても 無 い !

スポーツショップには(予想通り)売ってないし、
自転車屋では「取り寄せになる」と言われるし(おまえんとこHPじゃ「自転車のことならなんでもお任せ!」みたいに書いてたじゃん!)


焦る。


このままじゃ電車乗れない。=帰りもチャリ
いやムリだろだって輪行袋探しが滞ったせいでもう昼前だもん今から帰ると夜中んなるぜいやその前に膝ムリだわあと親不知絶対嫌だわ・・・

と悩んでいると


その時・・・! 圧倒的閃きっ・・・・・・!!

今っ・・・

そう今っ・・・

今持っているもので輪行袋の代用になるものが無いかっ・・・!

考えろっ・・・!


あるっ・・・!


あれなら、大きさは十分っ・・・!




ということでツエルトを輪行袋の代用として使用するという逆転満塁サヨナラホームランを放ち、無事電車に乗車し、帰宅することができました。


と思うじゃん?

しかし真のトラブルは最寄り駅から家までの間で起こりました。




ペダルがクランクの根元からブチ抜ける。




おまけにその衝撃で細かいパーツいくつか吹っ飛んでなくなるし。

これは店に行ってパーツ注文して直してもらうしかないじゃん・・・orz



・・・


いやー


だめだめだったな今回の旅は。

ノープランっぷりがひどい。


でも、本当に帰り電車にしてよかったと思いますよ。

ペダルブチ抜け事件がもし親不知のトンネルの中とかで起こってたらと思うと・・・。




とりあえず明日自転車修理に出して、ついでに輪行袋を買っておこう。

2014年4月2日水曜日

だらっと

どうもご無沙汰してます。



思いのほか、というか、予想通り、というか

更新がかなりまばらなこのブログ。

なんかやっぱねー、「書くべきこと」みたいなことが無いと書いちゃいけないんじゃないか、とか、どうせ書くならなんか読んで面白かったりためになることだったり、何かしらの「コンテンツ」として成立したものじゃないといけないんじゃないかなー、なんて思ったりしちゃうようなこう、クリエイター性貧乏性みたいなもんがあるんでしょうねたぶん。


でもそんな言っててもアレなんで、
今後はどうでもいいような独り言みたいなものもどんどん書いていこうかな、と思います。

ゆるっと
だらっと

やっていきます。


で、

昨日から完全にフリーなクライマーになった僕なんですが、

3月は自身の人生とともに、
クライミングというものに対して今までとは別の角度から接することができましたね。

現在営業準備中の『8GRADE』の工事の過程を見させてもらったり、たまに手伝ったり。

あとは東総合スポーツセンターのクライミングウォール貼替え工事の手伝いしたりと。

なんというかこう

クライミングそのものというよりは、クライミングをするための環境づくりという点においてよく考えさせられました。


以前まで自分はクライミングをただ「楽しむ」という立場にしか立っていなかったし、その立ち位置になんの疑問も不満も抱いていなかったわけだけど、

長く深くこの分野に関わっていたければそれだけじゃなく、自分がその分野を支える立場、その分野の情報を発信する立場、その分野を発展させるための立場にも、少しづつ踏み込んでいかなければならないなと・・・

そんな風に最近は思うようになっているわけです。


自分だけじゃなく、

多くの人にクライミングの魅力を知ってほしい。
多くの人にクライミングを安心して楽しんで欲しい。
そして多くの人にクライミングという分野を支えて欲しい。

そうやってどんどん、発展していくといいなあ、と思う。



本当は昨日書こうと思ったんだけどさ、
昨日ってエイプリルフールじゃん?
全部嘘っぽくなるじゃん?
だから今日書いたんさ。


じゃあ締めに、

『今月の目標』
三段を1つと、二段を2つ以上落とす。
以上。