2017年5月31日水曜日

自己満足

まだ5月・・・

なのに暑い!

暑すぎる!

ので

今日は三峰へ。



やっぱ川辺のボルダーはいいね。

清々しい。


メイン目的は

杯(四段)

チッピング被害にあった課題ではあるけど、

調べた結果チッピングによって出来たホールドを避けて登ることも出来るらしい。

不幸中の幸い?


チッピングについて思うこととかを言い出すとキリが無いし気分も良くないので、
あまりここでは言及しないことにする。



初めての岩場はとかくワクワクがある。

杯の前にまずは同じ岩にある

涼しいマントル(初段)

でアップをすることに。

……と思いきや、



一撃できてしまったのでいまいちアップにならんかったわ(煽り)

まあ暑くてアプローチもキツくて体は既にぽっかぽか

っつーか既に汗だくではあったのでアップなんてもういらんわ!

と思ったので

早々に杯に入る。

まずはホールドチェック。

なるほど、

これがチッピングホールドか。

確かにガバカチ。


この手で持っているホールドが本来の1手目らしい(悪い)。
左にある水平なカチがつくられたホールドらしい(ガバカチ)。

ムーブをバラしてから解ったんだけど、
この1手目のホールドの悪さがこの課題の悪さの半分くらいを担っているので、
これを使ってしまうと全体的にグレードが1~2グレードくらい下がってしまうだろうと思う。


このホールドは意地でも使わない…

というか当然存在しないという扱いで。

そうすれば多分本来のラインに近いカタチで登れるはず。

このホールド以外にもチッピングされてたってことならもう仕方ないや。
(もし何か情報知っている方が居たら教えて下さい)


まあクライミングなんて自己満足の世界。

どう登ろうと自由。

このホールドを使って登る人のことをとやかく言うつもりも無いし、

このホールドを使わず登ることについてとやかく言われたくも無い。

ただし岩を削った輩に対してはとやかく言いたい。

それは自己満足という範疇を著しく超えすぎている。

チッピングして自分が登った後に魔法かなんかでそのホールドを元通り直せるんだったらやってもいいわ。
それなら自己満足だもん。
魔法使えないんだったらやるなや。

あー、違う違う。こういうこと言い始めるとキリがないんだってば。


まあ
さておき

この課題

面白い!

下地が結構怖いけど、それ込みでも面白い。

好きなタイプだ。

最近は結構手数の多い課題を打ち込んできたから、

こういう直登系のハードな課題はすっげー面白い。

ただ、

好きであることと出来るかどうかはまた別であり

なんとか全ムーブをバラすことはできたけど、

完登には至らず。

つなげてくるとラスト2手が悪い!

でも多分次回来れば登れる!

はず!

と思いたい!


次回につなげるために、
もうバラしでも止まらなくなるくらいヨレるまで打ち込んだ。

こういう打ち込みが一番楽しいわやっぱ。




最後に

一輪車(初段)

を登って終了。



見た感じパワー使わない系に見えたからヨレてても問題ないと思ったが…

予想通りのバランス系。

1撃は逃したけど2回目で登れた。





次回には登りたい。

そのために明日から1週間ほど、少しいつもよりストイックになろう。

2017年5月21日日曜日

ベストコンディション

5/15(月)

僕は久しぶりにこの男とともに岩の前に立っていた

解る人には解る背中

行き先はやはり神戸

前々日にかなり強い雨が降っていたようで、

コンディションの悪さは予想されたものの、

僕がムタンテ(四段-)をやりたいばかりに強行に付き合ってもらった。

岩に着いてみると、予想以上に濡れていた。

ホールドが湿っているとかいうことではなく、岩全体が濡れていた

まあそれでも、キッチンペーパーで拭いたり(もはや岩に行くときにキッチンペーパーは必須アイテムと化している)、

チョークをまぶしてブラッシングを繰り返したりしているうちになんとかトライ自体は可能な状態にはなった。

それでもやはり滑る。落ちる。疲れる。

濡れてなければ間違いなく成功するはずのムーブなのに落ちる。

ただ、

そういう環境なのにもかかわらず

楽しかった。

極悪のコンディションであるが故に、逆に結果にこだわらずに純粋に岩と戯れる楽しさみたいなものがあった。

実はこの日一回ムタンテをスタートから繋げてリップまでは行ったんだけど、リップがびしょびしょで結局スリップして落ちてしまった。

その時も、もちろん悔しいという気持ちもあったんだけどなんだか可笑しくって笑ってしまった。逆にすがすがしいくらいだった。

「狙った課題を完登する」という結果だけを求めて岩に行くんだったら、わざわざコンディションの悪い日に行くだけ損だとか考えてしまうかもしれないけど、

そういう日はそういう日なりの楽しさもある。

岩登りってやっぱりどうあっても楽しいんだ、と思った。


・・・


そして

5/21(日)

さすがにもう岩も乾いているだろうとアタリをつけ、

今度は完登という結果を求めて再度神戸へ。

しかし、

どうもここ2~3日の間にまた何度か細かく雨が降ったらしく、

岩は完全には乾いていなかった。

今日は気温も高く、

道路上の温度計は30℃を記録していた。

明らかなバッドコンディションだ。

でも

それでも

この間よりはまだ良い。

終盤だけバラしてリップの状態を確認したところ、少なくとも濡れていない。

この時点で僕はもう今日の完登を確信していた。

あのコンディションの中でリップまで行ったんだから、多少濡れてるくらいで登れないわけが無い」

そういう自信があった。

その意味でも、あの濡れた岩で登ったことは圧倒的に自分にプラスをもたらしている。




ということで完登

かなり早い時間に落とすことができたので、

次に

電池パック(三段)

に手をつけることに。

しかしコイツの2手目のカチが痛い痛い。

そしてこのカチの染み出しが酷くてスッポ抜けまくる。

鋭いカチでスッポ抜けるという落ち方を何回か繰り返した結果、

久しぶりに右手中指から流血!

もう少しで登れそうだと思ったのでアロンアルファとテーピングで固め、

「あと1回だけやる!」

と決めて痛みを我慢しながらトライ。




後半に入って右手をシェイクしているときに、

明らかに右手の指先に鮮やかな赤い色が見えてかなり動揺するも、

逆にこれで登れなかったら全てが台無しだと思い、気持ちで押し切った。


登ったあと確認したら薬指にも穴が開いていた。
(止血したあと写真撮ったから結構なんでもない傷に見えるけど、完登直後は結構派手に血が流れ出ていた)

後にホールドをブラッシングしながらチェックしたところ、どうも2手目の時点で流血は始まっていたらしい。


そんなこんなで、今日は終了。


四段を登るってのははじめてじゃないけど、

ここのところ高難度の課題を登った日はその課題だけで完結してしまって、
その次が繋がらないということばかりだったので、

今日ムタンテの後に電池パックを登れたのはかなり嬉しかった。

そして何気に三段を1dayで登れたのは初めてな気がする。


結果だけ見れば、

実は今日はベストコンディションだったんじゃないかと疑いたくなるくらいであった。

2017年5月9日火曜日

そろそろ虫除けスプレー必須

終わりましたねゴールデンウィーク。

みなさんはどこかに登りに行ったりしましたか?

小川山とかミズガキとかでキャンプしながら登りまくるとか良いですよね。

僕は仕事でした!

本当はGW中に1日だけ休み取れる予定でした。

その1日に塩原に行く予定でした。

でも事情があってその休みは消えました。

許しがたいことというのはあるものです。

しかしそれを許す心を持とうとすることが大人になるということなのかもしれません。


・・・

そんなわけでGWに休みは無かったわけだけれど、

少なくとも退屈しないGWだったし、代わりに今日明日(5/9・5/10)が休みになったし、
まあそこまで悲嘆することでも無い。

そんなこんなで

今日は約10日ぶりの岩。

前回なんとかフルチャージが登れたので、

今度は

ムタンテ(四段-)

を狙うべく、行き先はやはり

神戸

電池切れを登った直後にフルチャージのトライに移ってしまっていたため、

まだ

スチャダラ(二段)

を登っていなかったので、とりあえずそれを登る。


電池切れと同じグレードだけど、

個人的には電池切れよりも登り辛く感じた。

電池切れよりもムーブの多彩さやバランスが求められる感じ。

力で雑に押し切ることが難しい課題だと思った。

しかしだからこそ、時間をかけて打ち込みさえすればドンドンより良いムーブ・より良いバランスが発掘される要素が多いだろうとも思う。

スチャダラを完登した後、下から繋げてムタンテをしようと試みるも、
(下部はフルチャージと同じなのでそう苦労せず行けると思っていた)

下部からスチャダラのスタートにリンクするパートの手の返し方とかがフルチャージと全然違って、そこの処理に苦しめられた。

結果、納得のいくムーブを探り当てた後に、スタートから繋げられるほどの体力はもう残っていなかった。



それにしても、

今日はじめてソリューションを岩で履いてみたけども、

予想外に良い。

この靴、

カタチとか硬さとか、自分との相性は良くないはずと思っていた。
実際、親しんだ感覚と比べてなんか違和感あるし、ちょっと痛いし。

自分の意思があんまり岩に伝わりきらない感じがちょっとキモチワルイ。

でも登れる。
悔しいけど登れるよこの靴。

悔しいけど良い靴だよこれ。

やはり食わず嫌いはイカンということかなー。

そういう靴他にもあるから、

今不動のレギュラー張ってるメンツをたまにちょっと崩して色々試してみようかなー。

2017年4月28日金曜日

慢心

“尊敬するクライマー”

を挙げようと思えば、枚挙に暇が無いほどなのではあるが、

僕の知人であり、その尊敬するクライマーの一人が昔、こんなことを言っていた。


「岩をリスペクトすれば自ずとホールドは見える」


あまりの“決めセリフ感”に、

聞いた当初はネタ的に面白がっていたんだけど、

これは

改めて良く噛み締めると、真に名言だと思う。



この間、

神戸にて

「電池切れ」を登った後、

「フルチャージ(四段)」

に挑んでいたのだけれど、

ムーブのばらしは早々に終わったことで、すぐに登れるだろうと思っていた。

しかし繋げると電池切れパートで落ちる落ちる。

ラスト1手2手くらいで何度も落ちる。

何故落ちるんだ?

という自問が続く。

「少し手数が増えたところで、所詮は二段のパート」
「二段ごときのパートで落ちるのは何故なんだ?」

と、

そのように自分の気持ちが成文化されて心中で発せられたとき、

その理由が判明した。

まさに、

それが原因だった。

そんな風に思ってしまっていることこそが落ちる原因に他ならなかった。

「二段ごとき」ってなんだ
「所詮は二段」ってなんだ


最近は確かに三段とか四段を登ってはいた。

ただそれは、

観察と洞察、思考と試行を繰り返して、岩に自分を合わせて、

最適解を求めに求め、その上で最大限の気合いを込めて、

どうにか「登らせてもらった」というだけにすぎない。

それを忘れて、

あたかも自分の実力で三段・四段をねじ伏せたとでもいうような、

そんな「驕り」を持っていた。


だから「二段ごとき」なんて言葉が出てくる。

違うんだぞと、

自分の実力そのものはまだ二段を軽んじれるほどではない。

そう、しっかりと思い直したとき、

冒頭の言葉を思い出した。

今の自分に足りないのはリスペクトだ。

岩に敬意を払い、課題に敬意を払う気持ちだ。

岩に登らせてもらうという気持ちだ。


そうやってもう一度二段のパートとじっくりと向き合って考えたら、

始めのうちには見つからなかった色々なものが見えてきた。

雑に登っていたら見えてこないものだった。


自分よりフィジカルがあって、自分より保持力の強いクライマーだったら、

そんなもの見えてこなくても登れるだろうと思う。

でも自分はそうじゃない。残念だけどそこまで強くない。


驕りを捨てて、

挑戦者の気持ちを持って臨む。






なんとか登れた。

いや

登らせてもらった。


まだ自分は四段の実力を持つに至っていない。

そう改めて思い知らされた。

しかし、

だからこそ今はこうして登れたことを喜ぼうと思う。


2017年4月20日木曜日

神戸じゃないよ神戸だよ


ということでね、

かねてから気になっていた

神戸(かのと)

に行ってきましたよ、と。

つい先日まで神戸(こうべ)に住んでいた僕としては、

神戸と書いてかのとと読むのにかなり違和感がある。

(今だってkoubeってタイプして変換してるしね実際)

まあそんなことはどうでもいいんですよ。

まず、

はじめに登ったのは

電池切れ(二段)

「悪めの二段」
「へたするとドはまりする」

などの前情報を持っていたのでかなり警戒していたものの、

無事完登


まあそれでも1時間くらいはかかっちゃったけども。

やっぱりヒールがいまいち安定しない。かかってるようでかかってない。
かけたフリしたまま、多少誤魔化しながら押し切ったって感じ。

うーん、

電池切れを登るのが目標だったらこれでいいんだけど、

今回の本命は、

ルーフのもう少し奥から始まってこの電池切れに合流する

フルチャージ(四段)

なので、安定感に欠ける今のムーブでは繋げてきたときに心許ない。


でもとりあえず電池切れのパートはおいておいて、

フルチャージ序盤のムーブを探ってみる。




「ニガテ系だ」

っていうのが第一印象。

トウフックをしっかり効かせなきゃいけない系だった。

「トウフックとか一番嫌なんだよなー」

と思いつつ、あーでもないこーでもないと練りねり揉みもみしているうちに、

ちょっとコツを掴んできて結構安定してきた。

うーん、

やはり食わず嫌いはよろしくない。

トウフックも練習すればできるってことだね。

と、

各所に概ね安定したムーブが決定したものの、

その辺りでヨレてきて終了。

最終的にはスタートの1手目がうまく出なくなる始末。

いい感じに体力使い切ったなー、という満足感と、

体力ねえなあオレは……、という山王戦の三井のような自虐を感じつつ撤退。


しかし、1日でムーブ全バラシはできたし、
もうちょい細部の安定化と自動化をすれば登れるだろうと思う。

運がよければ次回、
駄目でもその次には登れるかもしれない。


2017年4月13日木曜日

意識改革

現在ダイエット中。

65kg

62.5kg

少し落ちてきてはいるものの、

まだまだベスト体重には3kgほどは重い。

けれど、

明らかに1ヶ月前よりは体が動く。

これは単に質量が減ったという影響ではなく、
(そりゃ2.5kgくらい減ったところで誤差だよ質量的には)

意識的にしっかり体を動かそう・絞ろうとしていることによる効果だと思う。

1ヶ月前、

引越し直後のころの体はひどいものだった。

太っている、ということ以上に、

体全体が妙に硬く、鈍くなっていたと今では感じる。

要は体が「OFFの状態」になっていたということ。


改善のためにまず始めたのは、

まずストレッチ。

それから軽いサーキットトレ。
(腕立て腹筋背筋×20 3セットを一息でやる)

それを毎日ちゃんとやる。

これが多分良かった。

1ヶ月前の状態でも

「素の保持力」っていうのはそんなに落ちてなかったと思う。

だから自分に必要なのは沢山ホールド触るトレーニングよりも
こういう体の大きい部分を「ONの状態」にもっていくことだと思った。
(だから多分走りこみとかそういうんでも良かったのかもしれない)

そして今は結構ONになっているのを感じる。

だから今はむしろ

単に体重を落とすというよりも、

体のパフォーマンスの「キレ」を維持するために

このダイエットの意識を途切れさせないようにしようと思っている。







こうして効果も実感したことだし。









ということでタナトフォビア(四段)完登。

こっちでの初成果!


難度的な話をするなら、今まで登った課題と比べると、

大体「冷酷」と同じくらいかな?
「ホークアイ」の次くらいには苦しめられた感じがする。


内容としては、

登る前と登る後でかなり印象が変わった。

登る前はかなりダイナミックでフィジカルなイメージがあったけど、
実際は一番苦心したのはホールディングの選択の微妙な差異。

結局自分にとっての一番の核心は中盤のランジだったけど、
ここの左手のホールディングをどうするかが一貫してこの課題の中心にあり続けた。

第1案
クラックの奥に親指を突っ込んで、指の付け根付近で持つ感じ。
かなり安定感はある。この状態から始めていいならこの握りが一番良いと思う。
ただしスタートから通してくるとこの形に持ち替えるのがかなり面倒。
あと結構フリクションに依存するため、コンディション次第では不意に抜けることがあって怖い。 この握りに持ち替えている間にヌメってきて、結果抜けるということが何度かあった。

第2案
親指を立てて浅くピンチする。
第1案ほど楽に持てないが、少なくとも強く力を入れさえすれば不意に抜けることはない。持ち替えも比較的楽。
フリクションよりも自身の保持力次第なところが強い。

最終版
第2案をベースにして、小指を手の中に握りこむ。
それをするだけで微妙に人差し指と中指が捻られてより強くクラック内に食い込んでくれた。

とまあ結構紆余曲折あってホールディングが決まる。
それが決まってからは早かった。

ただ「はじめからこの持ち方でやっていればもっと完登は早かったはずだ」
とは思えない。

色んな試行錯誤を経てこの握りにたどり着いたということに意味がある。
試行と思考の果てに最終的に選んだからこそこの握りを信頼できたってことだと思う。

やはりこういう精神的、頭脳的な「悩み」を解決していくのが
自分にとって、課題を解決するということなんだなあと思う。


余談になるけど、

このタナトフォビア、スタート位置を変えてもう少し短いバージョンの

「ネクロフォビア(三段)」っていうのがあるんだけど、
(ネクロのロングバージョンがタナトっていう順が正しいか)

この「ネクロフォビア」を僕は登っていない。

「ネクロ登るくらいだったらさっさとタナトだけ登っちゃったほうが早えだろ」

という短絡的な思いが出発点にあって、

「ネクロを無視していきなりタナトを登るって発想が結構荒々しくてかっこいいかも知れない」

という馬鹿馬鹿しくもくだらないプライドみたいなものによって、

タナトフォビアだけを登ろうと決めてしまった。


正直、

途中で何度か

「とりあえずネクロだけでも登っておこうか」

とも思った。

くだらないプライド以外に、ネクロを登らない理由なんて無いわけだし。

ただ、逆に言えば、

ボルダーの高難度の課題を登るってことに、

そもそも、くだらないプライド以外の理由なんてあるのか?

とも思い、
せっかくだからこのくだらないプライドを今回は貫いてみようと決めた。

そのことによって結構苦しめられた気もするけど、

やっぱりこうして登ってみると貫いてよかったなあとも思う。


とりあえずこうして、東京での成果の第一歩をようやく出せた。

ここからまた色んな岩場で、色んな課題を登りたい。

まだまだ登るべき課題、登りたい課題は山積みだ!


そのためにもまずはあと3kg!
早急に落とさなければ!

2017年3月18日土曜日

みたけー


引っ越して初の岩はやはり

御岳


御岳といえば言わずと知れたボルダリングの名所。

登るべき課題は山ほどある。

その山の中からはじめのひとつとして選んだのは

タナトフォビア(四段)

やはり四段の課題を登りたい、

というのが動機の一つ、

あとこの課題を選んだ理由は何よりも

「かっこいいから」

圧倒的な強傾斜で真っ向勝負するって感じで、
いかにも現代的なボルダリングって課題。

意気揚々ととりついてみたものの

やはり悪い。

一応ムーブはバラせたけれど、

核心の遠い一手はおよそ「出来た」とは言えない完成度。
今のところその一手だけを集中してやって、
何度か「偶然止まった」という域を出ない。

そのスタートから核心まで
核心止めてからゴールまで

はそれなりに安定感のあるムーブは出せたけれど、

前半部は体力を後半に残すつもりではできないし、
後半部はヨレてたらきっと当然のように落ちるだろう。

といった感じ。

さすがにすぐに登れるとは思わなかったけど、
かなり明確な力不足を感じ、少しダメージを受ける。

しばらく核心ムーブの安定化を探っていたものの、
ヨレのほうが追いついてしまい、
失敗の原因がムーブの不適切なのかヨレなのか
うまく判別できなくなってきたのでやむなく撤退。

続いて向かったのはロッキー岩。

とりあえず以前登ったことのある

エゴイスト(初段)

を再登。相変わらずいい課題だと思った。

で、次にそれのSDバージョンの

チョーエゴイスト(二段)

にチャレンジ。

言ってもエゴイストに二手加えるだけだし、
二段だし、比較的楽に登れるんじゃないかなー。

なんて甘い考えを持っていたけれど、

思いのほか苦戦。

よく考えてみれば、
二手加えるだけでグレード一個上がるんだから
その二手がすこぶる悪いってのは推して図るべきであった。

この時

(なんなんこのカチ!細かくて痛いだけじゃん!)
なんてファッションクライマーみたいな台詞が自分の心の中に浮かんできたのはちとショックだった。

しかし気合いを入れなおしてカチを持っているうちに
だんだんその「ただの保持」が楽しくなってきた。

かつてカチラーだった自分の性質を思い出した。


こういう再発見があるから岩はやめられないよね。

その後

最後の締めにと、

モンキーポッケ(初段)

を触るも

まさかの敗退!

いやまあ確かにね、結構ヨレてはいた。
でもそこは落としとこうよ。
ヨレてたら課題登れないってのはやはりムーブではなく力でゴリ押して登ってる証拠!
と、
最後に手痛い叱咤を受けることとなった。




ここからスーパー言い訳タイム!!




いやー、
やっぱり思ったようには登れなかった。

というのもね、

昨日久しぶりに体重計に乗ってみたんですよ。

ココ最近引越し準備やら、その直前に体調崩したりとかで、
あんまり登ってない割りに結構暴食を繰り返していたから、
多分太ってるだろうなーと。

63kgくらいいってるんじゃないかなーと思ってた。

(最後に計ったのは1ヶ月くらい前で、そのときは61.5kg程度)
(ベスト体重は59~60kg程度)


65kg

になってた。

さすがに目を疑ったね。

これは重過ぎる。


ということでダイエットします。

ここから6kg落とします。

断固たる決意で痩せます。