2015年3月15日日曜日

痛みもひっくるめて



仕事




中一日での岩。

行きすぎ?

そんなことない、これでも足りないくらい。

今日の行き先は豊田

理由は特に無くて、

強いて言うならあまり行ったことの無いエリアに行ってみたかったから。

前日までの天気とか、当日の予報とかによると若干コンディションが心配ではあったけど、
着いてみればコンディションばっちり。

全然登れる。


特に何か目当ての課題があるとかじゃあなかったので、

適当にエリアを決めてトポを見ながら色々登ることにした。

まずはじめに触ったのが

砕波(二段)

悪い。

細かい、痛い、バランス悪い。

はじめに触る課題としてはどうなんだ?

と思いながらもなんとかバラし、

その後打ち込んでいると、

左カチを全力で握っている際に小指から

パキッ

という音が。

気のせいだと思いたかったが案の条痛みが走る。

第一関節から先にロクに力がこめられない。

色々検証してみた結果、

どうやら腱や筋を痛めたわけではなさそうだが、

どうも関節自体に負荷をかけすぎたようだ。

たぶん第一関節の亜脱臼だろうとアタリをつけ、とりあえずテーピングで固定。



応急処置はしたものの、カチを握りこんでもやはり小指の力が使えてない。
保持力が不足し、この課題は敗退。

小指痛めなければ、とか思ったりもしたけどそれも含めて実力だな。
弱くて下手だから変な負荷が掛かるということ。


次に

かりんと(二段)

を触るもやはり敗退。

正直、左サイドを引いて固める際に小指負傷の影響が無かったとはやはり言えないが、そこが核心というわけでもなし、単純に撥ね返されたと言える。

そしてこれのスタートカチを何度も握っているうちに、

恒例の皮裂け出血






指も痛いし、次課題からは少しグレード落として、

まず

兄貴(初段)



一撃だった。

まあ以前何かでちょっと動画観たこともあったし、スタート前にホールドペタペタ触ったのでオンサイトではないけど。

正直、簡単だったというのが感想。
しかしマントルはしっかり丁寧に返さなければいけないので結構神経を使うから、決してつまらない課題ではなかった。



次は

春三番(初段)



「ココを登れ!」と言わんばかりの見事なクラック。

しかしその見た目とは裏腹にバランスが悪く、

スタート~3手目くらいまでが核心ではあるが上部でも充分落ちられる。
これは好課題だと思う。
「岩!」って感じの、人口壁じゃあ出せないいい味が出ている。



次に

バイバイ(初段)



低いカチトラバース。
一定の保持力があれば、狭さが少し苦しいくらいで難なく行けるでしょう。

このころには左小指にも若干力が入れられるようになっていた。

よかった、やはり重大なケガではなさそうだ。


そして最後に

岩男ハング(二段)

にトライするも1手目すらとれず敗退。
ヨレていたとかそういう問題じゃないくらい悪く感じた。

仕方なくそれの後半パートのみを切り取った

岩男君(1級)

だけはなんとか落とし、

終了。



小指を痛めたり、指を割ったり、そういう「痛い」ことはあったけれど、

それでもこれくらい登れたらそれなりに満足。

色んな種類の初段を登る、っていうことで経験値も溜まったし。

目標課題!っていうのに打ち込みに行くってんじゃなくて、
こんな風に色んな課題を行き当たりで登っていくのもたまにはやらなきゃね。

どんな登り方をするにせよ、

やっぱり岩登りは楽しい。

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