2015年3月3日火曜日

3/3

さて今日、

3月3日

ひなまつりですね。



ひなまつりにすることと言えば

そう


クライミングですね!


ということで、


三重まで行ってきたわけで。


しかもソロで。

というのも、

天気予報では今日は曇りのち雨

しかも一昨日雨が降っている。
昨日は晴れていたが、岩が渇ききっているかの保証は無い。


ということで、

コンディションに対する期待があまりできない。

そんな状況で、何人もで旅行気分で行けるものでもない。

しかし、

僕は少しでも登れる可能性があるなら行きたかった。



その理由が


カツオノエボシ(三段)


実は2月下旬にも三重に行っており、
その時は完登無しで帰ってきてしまったけど、

このカツオノエボシが「あと一歩」というところに来ていた。

「次触れば必ず登れる」

という確信があった。

だから一刻も早く触りたかった。


ということで今日、

真っ先にカツオノエボシの岩に行き、

アップがてらムーブの確認をし、

気合を入れてまずは1stトライ…











登れた。

登れる、という自信はあったがまさかこんなにあっさり行くとは思わなかった。

いやこれは逆に

1トライ目なのに登れた

というより

1トライ目だから登れた

というのが正しいのかもしれない。

見ての通り結構な手数。

最も身体と指がフレッシュな1トライ目だからこそ行けたのかもしれない。


到着して30分も経たないうちに目的を果たしてしまった僕は、じゃあ

せっかくなので初段くらいの課題をいくつかついでに回収して行くことに。



まずは以前一度触って以来ほったらかしていた

かんぱち(初段)




これも1トライ目であっさりと完登。

前登れなかったのは何だったんだ。

しかしこれも1トライ目だからこそ登れた系かもしれない。

小さくて薄い粒を両手でそれぞれ持ってスタート離陸~1手目取る、が核心なので、
無駄にトライを重ねるだけで指皮にダメージが行くし繊細な保持力が失われるし。



そして次

登竜門(初段)

これは少しかかった。



右手のクラックが悪く、そこからリップに飛びつく箇所がなんとも気持ち悪い。
その前の左手寄せの箇所も右トウフックの角度が不自然で、全体的になんだかバランスの悪い課題だった。



お次は

ピエール(初段)




二段、って言っている人も居るみたいだけど、どうにも初段が正しいらしい。
登ってみた感想としても初段が適正だと思う。登竜門のほうが難しく感じた。
ちょっとトラバース系でマット位置が不安だったので敢えてオンサイト狙わずにハナからパートごとに練習して安全確認しながら登ったけど、ムーブ確認後つなげトライはやっぱり一発で行けたし。



その後は

ゴンザレス(二段)

を触るも、これは落とせず。
ちょっと上部でダイナミックなムーブ出さなきゃ行けなさそうだったので、ビビッて突っ込めなかった。
一箇所エラい遠いフルリーチ(縦)のムーブがあって、触り始めの時は「こんなん止まる訳あるかボケェ!」と思ってたけど足位置の工夫でそこがしっかり止まるようになったのは収穫かな。
次はソロじゃなくて誰かと一緒に来てその時落とす!


そうこうしている間に空がぐずり始め、

まあ当初の目的は達成しているし、指皮も血がにじみはじめてきていたので無理はせず粘らず、ちょっと早めの帰宅。





朝の段階では

「雨が降り始めるまでになんとかカツオノエボシだけは落として帰ろう!」

っていう意気込みだったのに

終わってみれば結構充実の成果。

三段1本初段3本、と

奇しくも3月3日にちなんだ感じに。



今年入ってからは今ひとつ結果を出せていなかったけど、
ようやく結果らしい結果が出始めてよかった。

これはやはり最近また体幹を意識して鍛え始めたのがよかったのかもしれない。

カツオノエボシみたいな手数が多い課題をきっちり通すためなんかには特にやっぱり体幹は大事。

足が切れたり、強度の高いムーブが連続したりしても体幹にしっかり力が入っていれば腕や指に余計な負荷がかからない、という感触がある。

思うに、

出せる1手の最大強度指や腕、脚の強さや上手さに依存する部分が大きく、

ムーブを繋げる力(=課題を落としきる力)体幹の強さに依存する部分が大きいのではないだろうか。

「三段のムーブは出るけど初段落としきれないことがよくある」というような人は体幹を鍛えよう。
「初段はコンスタントに落とせるけど二段以上が無理だ」みたいな人は体幹はしっかりしてるけど指とか腕とかのクライミングパワーが足りてないんじゃないかな。

・・・たぶん、ね。

よし、

明日からの体幹トレのモチベーションもできたことだし、


目指せ四段に向けて頑張らんと。

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