2015年3月28日土曜日

今日は半袖でもいけるくらい

えー

まずは

わったごめん!


まあこの時点で気付いたとおもうけど・・・

うん、

そうなんだ、

泥沼登っちゃった。

うん。




事の発端は3/9

二人で岩に行こうということになっていたけど残念ながら予報は午後から雨。

近場なら雨が降る前にすばやく登ればいいはず!と

ちまたで話題の課題

「泥沼(二段)」

をやりに行ったわけだけど、

結局着いてから1時間足らずで雨が降り出し撤退。

しかしそのわずかな時間でも二人ともこの課題に対して王手をかけるところまで行けていた。

帰り道
「あと1時間でもあればいけたなー」
「また二人で来てサクッと落としましょう」
となり、

「抜け駆けはナシですよ」
「あとでブログ見て『泥沼登りましたー』とかサラッと書いてあったら怒りますよ!」

と言われた。

言われたにもかかわらず!

えー

今まさにそれをしています。

めんごめんご。



いや、違うんすよ!(口癖)

今日は本当はレストのつもりだったんすよ。
6連勤あけで身体くたびれてたし、
部屋の掃除とか洗濯とか日用品の買い足しとか、
そういう「普通の休日の用事」も溜まってたし。

だから今朝窓を開けたとき

「ああ洗濯日和だなあ」

とまず思ったんだけど、

そこでこう思っちゃったわけだ。

(あれ?洗濯日和ってことはクライミング日和じゃね?

と。

そこでついヤル気が出ちゃって、

でもやらなきゃいけないこととかもあるから、

じゃあ午前中だけ行ってサクッと登って来るか!とね。

そう、だからこれは天気のせい!
天気が良かったのが悪い。




で、

岩場に着くと知人の強クライマーI 藤さんと偶然遭遇。

二人でムーブについてあれこれ言い合いながらアップがてらムーブの確認。

(やっぱ核心ランジパートは確率になるなー)

と思ってたら、

I 藤さんに左手のホールディングの仕方のコツを教わると…

(あ、これ落ちる気しないわ)

となり


1発目の繋げトライで登れてしまった。




(3/29追記:諸事情あって動画は一旦削除しました。後日撮り直そう、かな・・・)

しかし左手の持ち方は革新的だった。気付かず1人でやってたらもう少し苦戦してたかも。


結局、やっぱり1時間くらいで落とせてしまって計画通りさっくり帰ってこれた。


ということで、

登っちゃってごめんさ。

お詫びにめっちゃ良かった左手の持ち方今度教えるさ。

2015年3月15日日曜日

痛みもひっくるめて



仕事




中一日での岩。

行きすぎ?

そんなことない、これでも足りないくらい。

今日の行き先は豊田

理由は特に無くて、

強いて言うならあまり行ったことの無いエリアに行ってみたかったから。

前日までの天気とか、当日の予報とかによると若干コンディションが心配ではあったけど、
着いてみればコンディションばっちり。

全然登れる。


特に何か目当ての課題があるとかじゃあなかったので、

適当にエリアを決めてトポを見ながら色々登ることにした。

まずはじめに触ったのが

砕波(二段)

悪い。

細かい、痛い、バランス悪い。

はじめに触る課題としてはどうなんだ?

と思いながらもなんとかバラし、

その後打ち込んでいると、

左カチを全力で握っている際に小指から

パキッ

という音が。

気のせいだと思いたかったが案の条痛みが走る。

第一関節から先にロクに力がこめられない。

色々検証してみた結果、

どうやら腱や筋を痛めたわけではなさそうだが、

どうも関節自体に負荷をかけすぎたようだ。

たぶん第一関節の亜脱臼だろうとアタリをつけ、とりあえずテーピングで固定。



応急処置はしたものの、カチを握りこんでもやはり小指の力が使えてない。
保持力が不足し、この課題は敗退。

小指痛めなければ、とか思ったりもしたけどそれも含めて実力だな。
弱くて下手だから変な負荷が掛かるということ。


次に

かりんと(二段)

を触るもやはり敗退。

正直、左サイドを引いて固める際に小指負傷の影響が無かったとはやはり言えないが、そこが核心というわけでもなし、単純に撥ね返されたと言える。

そしてこれのスタートカチを何度も握っているうちに、

恒例の皮裂け出血






指も痛いし、次課題からは少しグレード落として、

まず

兄貴(初段)



一撃だった。

まあ以前何かでちょっと動画観たこともあったし、スタート前にホールドペタペタ触ったのでオンサイトではないけど。

正直、簡単だったというのが感想。
しかしマントルはしっかり丁寧に返さなければいけないので結構神経を使うから、決してつまらない課題ではなかった。



次は

春三番(初段)



「ココを登れ!」と言わんばかりの見事なクラック。

しかしその見た目とは裏腹にバランスが悪く、

スタート~3手目くらいまでが核心ではあるが上部でも充分落ちられる。
これは好課題だと思う。
「岩!」って感じの、人口壁じゃあ出せないいい味が出ている。



次に

バイバイ(初段)



低いカチトラバース。
一定の保持力があれば、狭さが少し苦しいくらいで難なく行けるでしょう。

このころには左小指にも若干力が入れられるようになっていた。

よかった、やはり重大なケガではなさそうだ。


そして最後に

岩男ハング(二段)

にトライするも1手目すらとれず敗退。
ヨレていたとかそういう問題じゃないくらい悪く感じた。

仕方なくそれの後半パートのみを切り取った

岩男君(1級)

だけはなんとか落とし、

終了。



小指を痛めたり、指を割ったり、そういう「痛い」ことはあったけれど、

それでもこれくらい登れたらそれなりに満足。

色んな種類の初段を登る、っていうことで経験値も溜まったし。

目標課題!っていうのに打ち込みに行くってんじゃなくて、
こんな風に色んな課題を行き当たりで登っていくのもたまにはやらなきゃね。

どんな登り方をするにせよ、

やっぱり岩登りは楽しい。

2015年3月14日土曜日

ハイボールとまではいかないけども。


小さい岩を登るのが好きだった。

強烈な核心、

独特の形状、

不確定要素の大きい動き、

傍から見ているだけでは伝わらない、やってみなければ解らない様々な要素。

そういったものが短い手数、あるいはたった1手に詰まっている。

何度も失敗を繰り返す、

「賭け」のような側面も強い。

瞬間的な集中力を何よりも要する。

そういう、小さい岩の課題を登るのが好きだった。



でも最近は、

大きい岩を登るのも好きになっている。


低い岩を登るのとはまた若干違った技術、力が必要になる。

集中力の使い方が異なる。

緊張感の持ち方が異なる。

打ち込み方も異なる。

小さい岩の課題とは同じようで違う、

大きい岩の課題を登るのが好きになってきている。




ということで、

今、僕の中で三重が熱い。

スケールの大きい岩が多く、

スケールの大きい岩を真っ向から登る高グレードの課題が多い。



この間登った「カツオノエボシ」もそうだったけど、


今日登った

ゴンザレス(二段)

も、中々スケールの大きな課題だった。







この課題の核心と呼べる箇所は、恐らく3(4)手目の縦方向に遠いカチを左手で取りに行くムーブ。

しかしその1手が出ても中盤は常に総合力が試されるムーブが連続するし、上部もヨレていれば全く安心できない。

トップアウトまで常に緊張感を求められる課題だった。


この課題を登った後は

メガロドン(三段)にまたしても敗退を決め込み、


同行者↓



に色々課題を紹介して回ったりして、

結局これ以外に課題を落とすことは出来なかったけど、


何より


天気がよかった。


それだけで今日はすごく楽しかった。

2015年3月3日火曜日

3/3

さて今日、

3月3日

ひなまつりですね。



ひなまつりにすることと言えば

そう


クライミングですね!


ということで、


三重まで行ってきたわけで。


しかもソロで。

というのも、

天気予報では今日は曇りのち雨

しかも一昨日雨が降っている。
昨日は晴れていたが、岩が渇ききっているかの保証は無い。


ということで、

コンディションに対する期待があまりできない。

そんな状況で、何人もで旅行気分で行けるものでもない。

しかし、

僕は少しでも登れる可能性があるなら行きたかった。



その理由が


カツオノエボシ(三段)


実は2月下旬にも三重に行っており、
その時は完登無しで帰ってきてしまったけど、

このカツオノエボシが「あと一歩」というところに来ていた。

「次触れば必ず登れる」

という確信があった。

だから一刻も早く触りたかった。


ということで今日、

真っ先にカツオノエボシの岩に行き、

アップがてらムーブの確認をし、

気合を入れてまずは1stトライ…











登れた。

登れる、という自信はあったがまさかこんなにあっさり行くとは思わなかった。

いやこれは逆に

1トライ目なのに登れた

というより

1トライ目だから登れた

というのが正しいのかもしれない。

見ての通り結構な手数。

最も身体と指がフレッシュな1トライ目だからこそ行けたのかもしれない。


到着して30分も経たないうちに目的を果たしてしまった僕は、じゃあ

せっかくなので初段くらいの課題をいくつかついでに回収して行くことに。



まずは以前一度触って以来ほったらかしていた

かんぱち(初段)




これも1トライ目であっさりと完登。

前登れなかったのは何だったんだ。

しかしこれも1トライ目だからこそ登れた系かもしれない。

小さくて薄い粒を両手でそれぞれ持ってスタート離陸~1手目取る、が核心なので、
無駄にトライを重ねるだけで指皮にダメージが行くし繊細な保持力が失われるし。



そして次

登竜門(初段)

これは少しかかった。



右手のクラックが悪く、そこからリップに飛びつく箇所がなんとも気持ち悪い。
その前の左手寄せの箇所も右トウフックの角度が不自然で、全体的になんだかバランスの悪い課題だった。



お次は

ピエール(初段)




二段、って言っている人も居るみたいだけど、どうにも初段が正しいらしい。
登ってみた感想としても初段が適正だと思う。登竜門のほうが難しく感じた。
ちょっとトラバース系でマット位置が不安だったので敢えてオンサイト狙わずにハナからパートごとに練習して安全確認しながら登ったけど、ムーブ確認後つなげトライはやっぱり一発で行けたし。



その後は

ゴンザレス(二段)

を触るも、これは落とせず。
ちょっと上部でダイナミックなムーブ出さなきゃ行けなさそうだったので、ビビッて突っ込めなかった。
一箇所エラい遠いフルリーチ(縦)のムーブがあって、触り始めの時は「こんなん止まる訳あるかボケェ!」と思ってたけど足位置の工夫でそこがしっかり止まるようになったのは収穫かな。
次はソロじゃなくて誰かと一緒に来てその時落とす!


そうこうしている間に空がぐずり始め、

まあ当初の目的は達成しているし、指皮も血がにじみはじめてきていたので無理はせず粘らず、ちょっと早めの帰宅。





朝の段階では

「雨が降り始めるまでになんとかカツオノエボシだけは落として帰ろう!」

っていう意気込みだったのに

終わってみれば結構充実の成果。

三段1本初段3本、と

奇しくも3月3日にちなんだ感じに。



今年入ってからは今ひとつ結果を出せていなかったけど、
ようやく結果らしい結果が出始めてよかった。

これはやはり最近また体幹を意識して鍛え始めたのがよかったのかもしれない。

カツオノエボシみたいな手数が多い課題をきっちり通すためなんかには特にやっぱり体幹は大事。

足が切れたり、強度の高いムーブが連続したりしても体幹にしっかり力が入っていれば腕や指に余計な負荷がかからない、という感触がある。

思うに、

出せる1手の最大強度指や腕、脚の強さや上手さに依存する部分が大きく、

ムーブを繋げる力(=課題を落としきる力)体幹の強さに依存する部分が大きいのではないだろうか。

「三段のムーブは出るけど初段落としきれないことがよくある」というような人は体幹を鍛えよう。
「初段はコンスタントに落とせるけど二段以上が無理だ」みたいな人は体幹はしっかりしてるけど指とか腕とかのクライミングパワーが足りてないんじゃないかな。

・・・たぶん、ね。

よし、

明日からの体幹トレのモチベーションもできたことだし、


目指せ四段に向けて頑張らんと。