2017年1月1日日曜日

特別ないつも通り

あけましておめでとうございます。


ということで、

2017年元日。

新しい一年はやはり岩登りとともに。


今年の初登りは宮川へ。

いつも通りでもあり、

新年始めの少し特別な岩行でもあり。

今年一年を占う、ちょっとだけ記念的な登攀。


一富士二鷹三茄子

が、

初夢に見ると縁起のいいものであったと思うんだけど、



初登りとしてこうして鷹の目を手中に収めることが出来たのは、

縁起がいいってことにはならないだろうか。





ということで、

昨年秋ごろに宿題としていた

ホークアイ(三段+)

を無事完登。


このエリアの中では、

イエローアイや炎帝といった人気課題に比べ、
あまり打ち込んでいる人を見ない課題だが、

登ってみると、

かなりの良課題だと思えた。

マスタングという初段の課題をSDにして4~5手加えるだけの課題なのだけれど、

その4~5手(僕の場合は5手だった)のシークエンスに要求されるものの密度がかなり濃かった。

微細なホールドを正確にエッジングして逃さない繊細で微妙な足使いと重心位置の調整。

小さくて遠いホールドにデッドで送る集中力。

初手のホールドをマッチするだけでも一定以上の保持力とフィジカルが無いと門前払いされる。

単体では落ちる気がしない初段のパートもつなげてくると核心に変貌している。

心技体が全て試されるといった感じだった。


おかげで新年早々、かなり気合の入った登りができた。

こんなに吼えて登ったのはボブ以来か?

登れたトライを始めた時点では実はもうかなりヨレていて
(9時半くらいから打ち込み始めてこの時はもう3時過ぎくらいだった)
核心を越えたあたりから先はほとんど気力だけで持っていった。
リップを止めた段階で指の感覚がなくなっていて、マントルを返した時はもう体力がほぼゼロだった。出し切った。

最近は結構、ムーブの解析と自動化に労力と時間を費やして、登れるときはあっさりと登る、というような登れ方が多かったので、こういう気合と根性で押し切る登りが久々にできてかなり満足感がある。

アタマとワザもクライミングには重要な要素だけど、最後に物を言うのは「気合い」
そのことを改めて気付かされた。

うん、こういうのも巡り合わせだ。
これにあやかって

今年は「気合いの年」にしよう。

気合い入れて一年押し切る!

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