天候の悪さと自分の休日の折り合いがまったくつかず苦しめられた9月。
10月に入ると天候も安定し、晴れの日が続いてくれて、なおかつ気温もいい具合に下がってくれている。
本格的なクライミングシーズンの到来を感じる。
そんな中、
まず
10/10(月)
もう何度目かのニンギルス in LLT
この日気付いたことは、やはり自分はこういう「打ち込み」が好きなんだってこと。
何かに『没頭』するのっていうのは、歳をとってくるたびにし辛くなってくるものだと思う。
子供の頃はなんにだって没頭できた。
でも背が高くなって視界が広がっていくにつれ、
見るべきものも増え、やるべきことも見つかり、
いろいろなことを同時に考えていかなきゃいけない。
そういったことを一時的にでも忘れ
『没頭』できるっていうのはなかなか貴重なことだと思う。
自分の実力を超えた難しい課題に打ち込んでいる時、自分は確かに『没頭』している。
ひょっとすると僕は、その課題を完登するという結果よりもむしろ、
その課題に打ち込む、没頭する、という過程をこそ求めているのかもしれない。
結局この日はムーブを進めることはできれども、
完登には至らなかった。
それでも、自分が着実に「向かっている」という感触を持てていて、気分はどんどんと上がっていた。
そして
10/14(金)
きちんと数えてみたら、ニンギルスに取り組み始めてから(軽く触っただけの初日も含めれば)
六日目
そのひとつの没頭も終わる。
正直、
ホッとした。
「もうこの課題をやらなくてもいいんだ!」
という気持ちがあるのも確か。
でも一方で、
「もうこの課題をやりにくることも無いんだ」と思うと少し寂しい気もする。
ただやはり一番大きいのは達成感と喜び。
過程をこそ求めているのかも、とかなんとか言ったところで、結果なくしては過程も無い。
結果を全力で求めるからこそしっかりとした過程が生まれる。
過程が大事、と言って結果をないがしろに考えていては、過程すら腐る。
結果を出したからこそ過程について初めて語ることができる。
まあとにもかくにもニンギルス完登、達成。
しかしクライミングのシーズンは始まったばかり、
次だ次、
次の没頭を求めて次の目標に向かわねば。
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