今日は珍しく土曜なのに休日。
色々あって、時間が中途半端にしか使えなかったので、
ちょっと近場で登ろうかな、と。
そういうわけで、
車で1時間ほどの某シークレットなエリアに。
今日は今まで足を踏み入れたことのない奥地のほうに歩いて行ってみる。
道なき道を、伝え聞いたぼんやりした情報と、手作りの案内図を元にえっちらおっちらと歩く。
ようやく目当ての岩を見つけたときにはもう汗だく。
寒いと思って持ってきたダウンも着ることがなかった。
人気のない山奥で、独り黙々と登る。
たまにはこういうのもいいよね。
と、
思っていたら、意外な人物との再会もあったりと、思いも寄らない嬉しい誤算もあったりした。
目当ての課題
武松(初/二段)
のほうは、おおむね予想通りの難しさ。
でもまあ、結構得意系だったかな。
岩全体が結構濡れてたけど主要なホールドはまあまあ渇いていたし問題なし。
次に狙うは
小杖(初段)
武松よりも半グレード下だけど、こちらのほうがむしろ苦戦した。
スタート直後からしばらく掴むホールドが全体的にぼんやりしていて安定しない。
足位置とかフックの具合調整したら上手くいったけど、登れたトライの時もなかなかスリリングだった。
コイツはマントル部がそこそこ濡れてて、けっこう怖かった。
でもまあしっかりやれば落ちないだろうというムーブだし、ランディングもそんなに悪くないので大丈夫。
あともう一つ
裏行者(初段)
も登りたかったけど、コイツの岩は思ったより状態悪くて、さらにランディングも予想より悪い。
リップランジ核心らしいし、ケガの予感しかしないので撤退。
危険性とかそのへんもひっくるめて楽しさに昇華できればいいんだろうけど、
僕はそのへんとことん臆病に行く。
僕は未だに外で登る場合、
行きの車内で岩から落ちて大怪我する想像して震えるし、
マントル返す時はどんなに簡単でも全力出すし、
マットの上に落ちるときでもマットが無いと思いながら落ちる。
スポットは信用するけど信頼しない。
「臆病であること」
それはある意味ではクライミングの邪魔になるかもしれないけど、
またある意味ではクライミングをし続けることの助けにもなってくれていると思う。
おかげでここ数年は大きな怪我をすることなくクライミングを続けられている。
(と、なんかイイコト言った風にして逃げ帰ったことの言い訳しとこう)
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