前回から少し間が開いて、およそ2週間とちょっとぶりの岩。
前回がエンジョイクライミングだったのを鑑みると、
やはり今回は全力にストイックに挑みたい。
ということで行き先は久々の三重の岩場。
ここに行く時は何故か1人だったり2人だったりと少人数で行くことが多かったが、
今回は4人という大所帯(大所帯というほどでもないが)
で行くことになったので、
せっかくなのでマットが多くないとやり辛いちょっと長いトラバース系
ジャングルビート(二段)
と
ジャングルトラベラー(二段)
をやることに。
まずはジャングルビート。
アップがてらムーブを探り、
「あ、これ行けるわ」
と、あっさり完登
正直、かなり簡単には感じた。
ムーブ出しを含めてもたぶん10回も触ってはいないと思う。
次にジャングルトラベラー。
同行者達はこの時点でようやくジャングルビートを本格的に触り始めたくらいのタイミングだったため、トラベラー用にマットを移動するのも憚られたため下部のムーブをのんびりと探ることに。
前半の核心部にあたるランジ部分に恐れてなかなか手が出なかったものの、マットをしっかり敷きなおして腹を括って手を出せば意外と簡単にそこも解決。
あとは長いトラバースをミスなくこなすだけ。
……順調だった。
この調子でいけばトラベラーもそう苦労せず落とせて、
自分にとっての主目的である
ファイア(三段)と
メガロドン(三段)のいずれかに、かなり余力を持って臨めると思った。
身体の調子も悪くないし、そのいずれかの課題を落とすことも出来るんじゃないかという予感すらあった。
少なくともジャングルトラベラーを登ることに関してはおよそ不安は無いと思っていた。
しかしながら
その慢心とも言える心の死角に、
密林の刺客が静かに潜んでいた。
登れはしたが……
持 っ て い か れ た
完全に深くヤラれ、出血はだくだくと止まらない。
「このジャングルの旅行者は、チケットの替わりに血を差し出さねばならない」
原住民の間でそういう取り決めであるかどうかは知ったことじゃないが、
とにかく代償として持っていかれた。
どのホールドで切れたかは解らないが、後半に指から出血していることに気付いてヨレと痛みと緊張とでブルブルと震えた。
結局岩場に着いてから2時間くらいで本日のクライミング終了。
あとはガンバの発声係。
登れたことは良かったけども、
やっぱり今回も不完全燃焼。
うーん、次回こそ燃え尽きたい。
タイトルからAmazonで萌え系DVD買ってしまって、集中して登れない話かと思ったわ。
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