前々日、前日時点で、天気予報は
「曇り時々雨」
午前中は曇りだが、午後になると雨がぱらつくことがある。
とのこと。
先日の
「ミラルパ(三段)」
のリベンジに燃えていた僕は、その予報にげんなりしていた。
それでも、
午前中だけでも降らないならその間に片付けてしまおう、と
東の河原行きの予定は確定させた。
当日朝になって念のためもう一度天気予報を確認すると、
なんと雨マークが消えている。
僥倖。
車を走らせ現地に到着すると、
おいおい、
雨どころか、
めっちゃくちゃ天気いいーじゃあねぇーか
空気は渇いているし、適度に風も吹いていて、岩のフリクションも申し分ない。
ヌメるほど暑くもなく、凍えるほど寒くもない。
「この課題を登れない」
という結果が出るとき、その要因は外的要因と内的要因に分類できるが、
今日はほとんど外的要因によって登れない、ということが無いだろうと思えた。
つまりは、
これで登れなかったら完全に要因は自分の実力にあるということだ。
まずはミラルパ前半部の簡単なパートを一回こなして、その後
先日登った課題であり、ミラルパの後半部分にあたるギロンを登ってアップの代わりとする。
やけにギロンが簡単に感じた。
そして核心である中間部、ギロンのスタートにリンクするあたりのムーブも一度おこしてみた。
ここもやけに簡単に感じる。
(これはいけるんじゃないか?)
と思った。
アップはまだ充分というわけではないが、その感情に押されるままに、
とりあえず一度繋げてトライしてみることにした。
結果
その一回で登れてしまった。
うーん。
これは
以前カツオノエボシを登ったときと同じようなパターンかもしれない。
はじめのトライなのに登れた、というよりは、はじめのトライだからこそ登れたってやつ。
行けるかどうか半信半疑のままトライしたのに核心越えてしまって、ギロンのパートに入ったら妙に緊張してしまったのだけ覚えている。
こうなると、
別に天気予報が変わらなくたって何も問題は無かったな。
主目的は果たしたので、
周辺にある初段をついでにいくつか回収。
ゼットン(初段)
ホールドがくっきりしていてジムっぽい課題。
それなりにパワーは必要かもしれないが、登れる実力を持っている人にとっては簡単に感じるだろうと思う。
一撃だった。
ナムリス(初段)
割と神経質な垂壁の課題。
ムーブに迷って何度か落ちたけど、これもそれほど難しくはない。
難しくは無いが、マントル部分と、そこ返したあとのなんでもないスラブが妙に怖い。
こういうスリルが岩っぽくて良いと思う。
個人的には、ここのエリアの初段の難しさを順に並べるとすると
ナムリス>ギロン>ゼットン
かなあ。単純な「強度」だけで言えばナムリスはむしろ最下位だけど、繊細さとかリスクとか、そのあたりのテクやメンタルに訴えかけてくる難しさがあったな。
あとはまあ、
あまりに天気がよくて、昼寝がとても捗りました。
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