2014年3月16日日曜日

露骨な再生数稼ぎ

このブログを始める前にもですね、
youtubeにちょいちょい外岩の完登動画を上げてたんですよ。

でもこのブログを始めるにあたってgoogleアカウントをごにょごにょいじってる間に上げてる動画が全部消えちまったんですね。

で、再UPして、
つまり再生数とか全部リセットされてちょっとだけ悲しくなったって話。

まあそんなこんなで、再生数稼ぎと、あと僕というクライマーの自己紹介も兼ねて、今までUPした動画たちを軽い解説文付きで紹介していこうと思います。


じゃあ時系列順に行きますよ。


忘却の河(二段)


記念すべき初動画ですね。
カメラマンがやたら五月蝿い盛り上げてくれてるのはこの動画くらいですね。
もともと完登シーンをカメラに収めるという習慣が無かった僕ですが、これをきっかけに動画撮影するようになっていきました。
「ボルダー課題にチョークバッグは要らない」が信条の僕でしたが、この課題ではどうしても途中でチョークアップしたくなり、左内腿にテーピングでチョークボールを括りつけるという独特のチョークアップスタイルをくりだしています。だから途中のはチンポジいじってるんじゃなくてチョークアップですから。まあこんな特殊なことをするのは後にも先にもこれだけでしょうね。


タケコプター(初段)


見た目かっこよくて気にいっている課題です。
しかし核心のランジと寄せはうまくきまっているのに、上部のなんでもない箇所で苦戦するというちょっとみっともない感じ。
というのもまあマシンガントライしてて、ランジ止めた時点でヨレヨレだったんですよ、という言い訳。


ファットアタッカー(初段)


地味、の一言。
まあね、良い課題なんですよ。テクニカル系で。
でも動画だとイマイチ映えないですよねトラバース系はやっぱり。


幻の光(三段)


記念すべき初三段。
やっぱり一番思い入れが強い課題です。ひとつひとつのムーブを錬りに錬って、自動化し、ちょっとした幸運にも助けられ、何とか落とせたって感じ。
自分の力で登ったっていいうよりは「岩に登らせてもらった」って感覚でしたね、実際完登したときの感触としては。
それにしても喜び方がウザい。


普通の日(初段)


この課題はおススメですよ、まだ初段落としたことがなくてとにかく初段落としたいって人には。
ムーブの組み立てさえしっかりとやれば割と非力でもいけるはず。
逆に力ばかりが強いオラオラクライマーは苦戦するのかな。
まあでも、全体的に「お買い得」と言わざるを得ないな。


シンバル(三段)


二個目の三段。
これはいかにも迫力があって動画にすると映えますね。そういう意味では好きです。
課題自体の感想としては、「お買い得な三段」だったなーと。
最適なムーブを選択して、練習を積みさえずれば、初段をしっかり落とせる程度の実力を持ったクライマーなら登れる課題ではあると思う。僕はまあすげー苦戦しましたけどね。


ヴォック(初段)


もうこれはちょっと恥ずかしいですね。
めっちゃ時間掛かってる上部のシークエンスは確かグレードで言えば6Qとかそこらだったはず。
しかしビビりまくりの焦りまくりで、結果2分以上も掛けてるっていうね。
動画の中でも言ってますけど、上部そんなに悪くないから、今後この課題登るぞって人いたらそんなに上部を恐れないでください。


瑞牆レイバック(五級)


「動画に収めるのは初段以上の課題」という、なんとなく自分の中でルールというか基準みたいなものがあったんですが、この課題は例外となりました。
それくらいこの課題はスリリングで、かつ面白い課題だったんですよ。
「これ本当に五級?」は、きっと誰もが口にするでしょう。
瑞牆に行ったら必ずやったほうがいい、とハッキリ言える課題です。
意外とこれが登れない段クライマーって多いんじゃないかな。


水long (初段)


スタートの位置が諸説あってイマイチ安定しない。
「千」で使用するガバの限定の有無も人によって言うことが違う。
そんな曖昧なところのあるこの課題を
「じゃあ一番悪い条件でやってやろうじゃあないか」と
「千」のスタートから始めてみたという試み。
もともと初段としてはちょっと甘めと言える課題だったけど、この条件で登って初段が適正くらいかなー、と感じた。


マッチ(初段)


ランジを止めた後、左に抜けるのか右に抜けるのか迷った挙句右に抜けて「これでいいのかなー」と首をひねったりもしたけど、まあどっちでもいいっぽいですね。
左に抜けると勇気核心のマントルになるし、右に抜けるとちょっとハードめなデッドムーブになる。どっちも難度としては変わらないくらいなのかな。




と、まあこんな感じですね。
気が向いたら観てみてください。再生数が増えてたりするとなにげに嬉しいんですよやっぱり。
そして「この動画を参考にしたおかげで課題が落とせましたー」なんてことになったら何よりです。




2014年3月14日金曜日

4泊5日外岩旅行

ということでね、

行って参りました。

どこへ?って?


そりゃ豊田ですよ。


フクベ行ったんじゃなかったんかいって?


いや行きましたよ。
いや行きましたよフクベにも。

でもね、

いざ行ったらね、

コレ




だもの

はい無理ー。


ってことでさらに車を1時間ばかし飛ばして豊田へ行ったんですねー。

初めての豊田です。
でもね、
豊田に行くつもりなんて無かったから下調べとかロクにしてなかったんですよ。

なにせ豊田はエリアが広くて、
フクベ雪地獄ですっかりがっかりしちゃってた僕はそんな広いエリアをくまなく楽しもうとかいう気にはならんかった。

なので、ほとんど唯一僕の知ってる豊田の課題、
大和とアガルタのある縄文ハングに根を張って、大和あたりをひたすら打ち込もうかな、と

まあ当初はそんな気持ちでした。



で、

豊田に着いたのがもう15時くらいだったので、
初日は周辺地理の把握と、軽く岩を触るだけにすることにしました。

そして触り始めたのが、大和の下部にあたる「縄文」

軽くホールドの確認だけでもしておこうかなーと取り付いたら、
ムーブあっさり全部出て、なんとなく繋げてみたらうっかり落としちゃった。

結局30分もかからんかったかも。
それでイカンイカンと思ってカメラセットして再登しました。せっかくだからね。
(撮影用のトライも一回でさらっと済みました)





この課題に関しては、
ホールドはかなり顕著なものが付いているし、ムーブもそれなりに単純。
保持力と体幹がそれなりに鍛えられていれば何か特別なことをしなくても労せず落とせます。
しかし逆に言えば力が一定以上無ければ練習を重ねても落とせないのかな。


とまあ縄文がサクッと終わり、トポをまたぼんやり眺めると、縄文ハングの裏あたりに、ちょっと面白そうな岩があることに気付く。

「ラビット岩」

ピーターラビットという初段と、スーパーラビットという二段があるらしい。

実際その岩を見てみると・・・





良い!

スゴク良い!

好き!

こんなさあ、低くて傾斜の強い岩、僕スゴク好きよ。

ということで次のターゲットはこの兎野郎に決まった。


でもまあもうすぐ日も暮れるってことでこの日はホールドとルートの確認ぐらいで終了。


車を市街地まで走らせて
『おいでんの湯』
というスーパー銭湯的な施設で身体をリフレッシュさせて一日目終了。

この『おいでんの湯』は結局その後毎日入りに来る事になった。
いや、ほんとそれくらい良い施設ですよここは。
また豊田に行ったらこの風呂には必ず行くだろうと思う。
ここを教えてくれた松Dに最大限の感謝を。




はい2日目

まずは初段のピーターラビットからやることにした。
といっても、ピーターラビットとスーパーラビットは2手目までは共通で、しかもどっちも実質3手で終わる課題。
ピーターやってればスーパーの練習にもなるってこと。

前日縄文をカルくひねっていた僕は、同じグレードのピーターは同じくあっさり落とせるだろうと思っていた。

が、

この兎野郎、なかなかのクセもの。

スタートのスタンスがなかなかシビアで、それを決めるのだけで結構な時間を要した。

縄文はかなり「ジムっぽい」パワー系課題だったのに対し、
ピーターはかなり「外岩っぽい」テクニカル系課題だった。

まあでも割とすぐ落としたけどね。





(初登時に動画撮ったんだけどあまりにもアングル悪かったので最終日に撮り直しています)


そして次にスーパーラビットへ。

ピーターの手ごたえから言って、スーパーも今日中には落とせるんじゃないかなーという感じはした。

しかし現実はそう甘くは無い。


核心であるランジの際のスタンスがとにかく悪い。
左足のスタンスはまだいい。悪いなりに「それしかない」っていうのがあるから。
問題は右足のスタンス。
どこを踏んでもそれなりに掛かるし、どこを踏んでも悪い。

たちの悪いひっかけ問題みたいだった。
「なにを選んでもいい。ただしなにを選んでも正解じゃない」
ベターはあれどベストはない。

候補となるスタンスを間近で観察して、手の指でひとつひとつ触って確かめて、良さそうなもので実際ムーブを出してみて確かめる。

それを繰り返して、ランジ部分のムーブを出すだけで相当な時間を費やされた。

そう、

そしてこちらが急所となるスタンスをついに発見できたその時だった。


兎が牙を剥いた。




ランジで飛びつく先のガバが良すぎて中指の付け根の皮がごっそりと持っていかれる。

そうくるか兎野郎。
草食動物がなに噛み付いてきやがる。



これによりすっかり心が折れた僕は、この日のクライミングを切り上げた。
時間的にも16時を回っていたし、まあ仕方が無いか、と。




ほい3日目


兎狩りだ。

俺の手をこんな



にしたあの兎を許してなるものか。

殺る気ヤル気まんまんで再度スーパーラビットに挑む。


が、

異変に気付く。

スタート切れなくなってる。

え、マジで?
そんなにヨレてんの?
うそ?

と戸惑いつつ何度トライしても1手目が止まらない。

結局
「仕方ない、ヨレてるのは仕方ない」
と自分を納得させ、その日は中間部のムーブの自動化に使うことに。

でもそんなこんなしてるうちに今度は指皮がどんどん削れて行く。

左手の皮ごっそり事件の影に隠れて実は右手小指も前日に既に出血してるしね。

ということで、この日は思い切って日が沈む前に早めに切り上げることにした。

で亜鉛飲んで風呂入ってClimb On塗りまくってぐっすり寝た。



さあ4日目

雨です。
まあ知ってたよ。

なのでまた市街地に行き、この日は漫画喫茶で時間を潰し、そしてそのままそこで1泊。
思いのほか快適だった。
少なくとも車中泊より全然良い。
次回から豊田行くときは漫画喫茶泊をデフォにしてもいいかもしれない。

ちなみに
「満天の星」(全19巻)ボクシング漫画
「かもめチャンス」(全20巻)ロードレース漫画
を読破した

「かもめチャンス」めっちゃ面白かったわ。最後ちょっと打ち切りエンドっぽくなったけども。



おら5日目

ついに最終日ですよ。

ヨレはない。

さあ狩ってやるぜ兎野郎ーォ!


って、

え?

また

スタート切れない。

なんで?

ヨレはありえん。

ということは何か他に原因があるはず!



はい。

ありました原因。

スタートホールドの持ち方が変わってた。
自分の動画見直して気付いた。

これはあれだ、前述した右手の小指のケガを無意識のうちに庇っていた結果だった。


なんだよー!おいー!じゃあ3日目のあれもヨレじゃなくてそれが原因じゃんかよー。
3日目で行けてたかもしれねーじゃんかー。

と嘆いても仕方ない。
むしろここで原因に気付けて良かった。
(それにしても動画撮っといて良かった)


よし、これで落とせない理由が無くなった。

行くぜ!


・・・

しかし

兎は再び牙を剥く



左手親指、出血。

・・・まじか。

・・・テーピング巻く?
いや、この指は1手目のホールドを効かせるための「要」だ。
テーピング巻いたら絶対落とせなくなる。

悩む。


そして結論に至る。


「次のトライで落とせばカンケーねえじゃん!」

なかば開き直りの状態で、
しかし最大限の集中をもって、

最後のトライに臨んだ














ほらね?

カンケーねえんだよバァーーーーカ!



・・・すいません。調子乗りました。


とまあ、無事落とせたところで、自分の手のひらのボロボロさに改めて気付き、
(上の動画で声出てるのあれ止めるための気合じゃなくて痛みからだからね実は)

じゃあ、もう、帰るか、と。

燃え尽きたとまでは行かないけど、自分なりに、攻めることはできたかな。




結果的には、「ラビット岩」というこの小さな岩が、今回の僕にとっての「豊田」だったし、
この数十秒で終わる短い課題が、今回の僕の一週間だった。

かなりスケールの小さい旅になったけど、まあそれはそれでいいかな、と思っている。

こういうマイナーでディープな取り組みっていうのが、やっぱり僕には性に合っているんだと思う。

2014年3月9日日曜日

デタッチメント

さて、今現在僕は少し長めの休暇中です。

つまりやることは一つです。

そう。

外岩合宿です。

大体4泊~5泊程度(気分次第で短縮又は延長)

まあ「旅」ですね

といっても当然多くのクライマー仲間は平日仕事なので、

1人です。

ソロです。


今まで何度も外岩に行っていますが、実は1人で行くというのははじめて。


正直ちょっと怖い。


「色んな場所で色んな岩を登る」

というコンセプトにしようと計画当初は思ってたんですが、
まあ色々考えまして、それとは真逆のコンセプトの旅にすることにしました。

「一つの課題に没頭して延々と打ち込む」

というコンセプトで行きます。

もともとそういうスタイルで登るのが性に合ってるというのもありますが、
そのほうが安全管理がしやすい、というのもあります。


つまり必然的に、打ち込む課題は

・あまり高度のない
・自分にとって難しい

課題ということになります。


「今の自分に出来る課題をやってもしょうがない」
「今の自分にギリギリ出来ない課題に打ち込むことに価値がある」

そういうスタイルというか、ちょっとしたこだわりのようなものを僕は持っていて、

それはやはり根本に自分はまだまだクライマーとして成長期である、という気持ちがあるからなんですね。

「この課題を登れたということは、今日確実に昨日までの自分より強くなれたということだ」

と、
自分自身に証明できるような課題に打ち込んでいきたいと常々思っているわけです。

しかし普段ジムで登っているときはそれが実践できるものの、
外岩となるとそうはいかないことがほとんど。

なにせ行ける機会も少なく、遠いので滞在時間も短めとなることばかり。

そうなると「折角の機会を楽しもう」と、
自分に登れる課題を沢山登りたいという気持ちが勝っちゃうわけですね。

しかし今回の旅では時間はたっぷりある!

ということで、
自分の本来のスタイルどおりの登りを今回やってこようということになったわけです。


なので5日くらい登り続けて、完登数ゼロで帰ってくるということもかなり有り得る訳ですね。
(そうならないといいけど)


旅の途中、経過をここで報告するかもしれないし、しないかもしれません。

でも帰ってきたらまとめをまたここに書こうと思います。


よし!
今日はとりあえず準備だ!

2014年3月5日水曜日

8GRADE

新潟のクライマーに朗報!

今年2014年4月に、新潟市西区に新たにボルダリングジムがオープンします。

その名も

「8GRADE」

既にブログホームページも出来ていますよ。

僕もたまーに工事の手伝いなんかをさせて頂いたりしていますが、
これは思いますね。
間違いなく確信できますね。

このジムはめっちゃめっちょ面白いジムになるってことが。



で、


この度、僕がこのジムのロゴの製作を請け負わせていただきました。

そのロゴがこれだ!


この黒を基本として、
さらにカラーバリエーションも色々








ブログやホームページのトップにはこれらのロゴがランダムで表示されているみたいです。
個人的には、基本の黒か背景オレンジのヤツが気に入っています。


そんなこんなで、

みなさん、新しいボルダリングジム「8GRADE」をどうぞよろしく!

2014年3月3日月曜日

登攀日和

とりあえず

初めて始めてみました、ブログ。

タイトルは「登攀日和」
安直・・・かな
こういうの考えるの苦手なんすよね。

内容のあるブログになるのか、更新のさっぱり無いブログになるのか、
めっちゃおもしろいブログになるのか、ただの自己満になるのか、

それはまだわかりませんが

ちょっとでも面白くなりゃあいいなあ、と思っとります。