関西もそろそろ梅雨入りを果たして暫く経つ。
それでも連日雨ばかりが降り続けているというわけでもなく、
どちらかといえば、ただただ上がり続ける気温のほうに辟易してくる。
そんなふうに思えども、季節の回転は止められず、
クライミングのハイシーズンが過ぎ去っていることを受け入れつつも、
やはりすることと言えばクライミングしかなく、
現状できることの範囲内でやっていくしかないということで。
さてさて
今日は
久しぶりのミタライへ。
渇いている岩
濡れている岩
染み出しが酷く持てたもんじゃないホールド
何の問題もないホールド
じんわりとしめった側面
からっとした側面
前日の雨の影響がまばらに見え隠れしていた。
とはいえ今日の天気自体は良好と言えたので、
昼過ぎくらいには大体その雨の残滓もあらかた立ち消えているだろうと決め込み、
まずは比較的渇いている岩を探し、時間稼ぎ兼アップにと
歯車(初段)
一見ではポジティブなホールドが続き、簡単そうに思えたけれど、
登ってみるとなかなかどうしてピリっとした1手のある、面白い課題だった。
それでもまあ、少しやさしめな初段ではあるのかな。
同行者の歯車トライを眺めつつ、川の水と戯れたりしているうちに昼を回り、
大体の岩が渇きをとりもどしていることを確認したところで、
岩魚(三段)へ。
以前取り組んだ時には
核心のカチ取りのムーブがさっぱりだったけども、そこが今日は結構好感触。
これはいけるかなー?と期待するも、
今度は気温が上がりすぎて1手目のピンチが抜けまくる。
暑くてじわじわ体力も奪われる。
と、
いうことで、
もうちょい気温が下がるまで水遊びー、と。
さすがに泳ぐにはまだ水温は育ちきっていないので、膝までくらい河に浸かって涼をとる。
あと同行者たちの登りを眺めたりしてのんびりと時間を過ごす。
夕方になると気温も幾ばくか下がり、
ホールドの“締まり”も心なしか良くなったような気がする。
スーパーフリクションタイムってやつですね。
やはり岩の顔色を伺うことも、ある程度難しい課題を登るためには必要なんだなあ。
なんとなく一日を通して、あまりガツガツとしない、ゆとりを伴った遊び方になったと思う。
夏だし、
これからはこういう楽しみ方もアリかな。
そんな中でこうやって、ちょっとづつでも成果を上げていけたらいいと思う。